■ 東京五輪のため中断期間に突入J2は22節が終了した。次の23節が終了すると東京五輪のため中断期間に突入するので「中断期間まであと1節」となったが4強(磐田・京都・新潟・FC琉球)に加えて甲府・山形・町田・長崎・東京Vが好調。一気に勝ち点を積み上げたので4強との差が縮まってきた。3連勝で5位の甲府は勝ち点「40」。首位の京都との差は「8」となったので射程圏内に捉えた。出遅れた山形は5連勝中。ここ9試合の成績は8勝1分けとなる。
同じように出遅れた長崎も監督交代によって息を吹き返したが昨シーズンは前半戦(1節-21節)を首位で折り返した北九州が後半戦に大失速してJ1初昇格を逃している。長丁場のリーグ戦なので勢いを持続させるのは大変である。試合数が多いので出遅れたクラブにも巻き返しのチャンスは残されているがキーになるのは「夏の補強」である。今年は中断期間があるので編成部はじっくり補強の動きを進めることが出来る。
今年のJリーグの第2登録期間(ウインドー)は7月17日(金)~8月14日(金)なので週末の試合から夏に獲得した新戦力がプレーできるシチュエーションになるがJ2の22クラブの中で積極的な動きを見せているのは栃木SCになる。22節を終えた時点で4勝9敗9分け。17位と残留争いに巻き込まれているがかつてないほど積極的な動きを見せており、「何としてでもJ3降格は回避したい。」というフロントの意欲は感じられる。
■ 積極的な動きを見せている栃木SC育成型期限付き移籍でGKオビ・パウエル・オビンナ(横浜FM)の再獲得に成功したのはとてつもなく大きい。育成型期限付き移籍なのですでにJ2の試合に出場している。キーパーをたくさん抱えている横浜FMで安定して出番を得るのは難しかったので「win-winの移籍」と言える。さらに2019年と2020年に栃木SCでプレーしたDF黒崎も期限付き移籍で再獲得した。DF黒崎の獲得で最終ラインの厚みはかなり増した。
最大の驚きはFW豊田の獲得になる。J1通算で98ゴール。最近は出番が激減しているが鳥栖のレジェンドである。「出番は少なくなったがこのまま鳥栖で現役を引退するのだろう・・・。」と思っていた人が多かったはず。期限付き移籍ではなくて完全移籍になったのも驚きだった。シンプルなサッカーを志向するチームなのでFW豊田の良さは発揮されやすい。衰えは否めないが空中戦の強さは相変わらずである。
GKオビ・パウエル・オビンナ、DF黒崎、FW豊田を獲得した栃木SCがJ2の移籍市場を盛り上げているが同じように積極的な動きを見せているのはSC相模原になる。先日の試合でようやくの今シーズン3勝目を挙げたがここまで3勝12敗7分け。予想されたとおりで苦しいシーズンになっているがそれでも18位の北九州との差は「3」のみ。射程圏内である。経験豊富な高木琢也監督に代わって「J2残留」を目指している。
家庭の事情でFWホムロが電撃退団したがMF高山薫、FW澤上、FW兒玉、DF藤原優をいずれも期限付き移籍で獲得している。DF藤原優とFW兒玉は育成型期限付き移籍なのですでにJ2の試合に出場しており、さっそく存在感を示している。補強ポイントはたくさんあるのでフロントは大変だと思うが22節のFC琉球戦(A)で勝てたことで希望の光は差してきた。22試合で29失点なので守備陣はここまで頑張っている。
■ MF金子翔太を期限付き移籍で獲得4強(磐田・京都・FC琉球・新潟)の中では首位の磐田の動向に注目が集まる。連勝は「8」で止まったが負けなしは継続中となる。DF伊藤洋がシュツットガルトに期限付き移籍となったので「この穴をどう埋めるのか?」が最大の注目点になるが同県のライバルである清水からMF金子翔を期限付き移籍で獲得した。今シーズンは出番に恵まれないが2018年にはJ1で2桁ゴールを記録するなどチームの顔として活躍した。
栃木SCに期限付き移籍した時期を除くとずっと清水でプレーしてきた選手なので「大サプライズ」である。清水でベンチにも入れない試合が続いていたので「夏にチームを離れること」は十分に考えられたがライバルの磐田への期限付き移籍というのは予想外である。磐田の2列目はここ最近はMF山田大とMF大津祐がレギュラーとして起用されているがMF大森やMF藤川虎もいる。2列目の層はさらに厚くなった。
2位の京都はナイジェリア出身のFWイスマイラを完全移籍で獲得した。昨シーズンはJ3で13ゴールを挙げている。J2への個人昇格があり得た中、昨オフは福島への残留を決断したが今シーズンもJ3でゴールを決め続けている。満を持してJ2に初挑戦する。元・ナイジェリア代表のFWピーター・ウタカの存在は心強いだろう。「FWピーター・ウタカの負担を減らせる選手」が必要だった京都にとっては大きな補強である。
3位の新潟と4位のFC琉球は7月14日(水)の時点ではinの情報もoutの情報も全く聞こえてこないが動く可能性がより高いのは新潟だろう。開幕から無敗で突っ走ったがここに来て失速中。磐田ならびに京都に離されかけている。かなりメンバーを固定して戦ってきたが特定の選手にかかる負担が大きい。いい位置につけていることは間違いないので「J1復帰を狙う新潟がどんな動きを見せるのか?」は注目に値する。
2016/07/01 【五輪代表】 4年後に迫った東京五輪の日本代表メンバー18名を予想してみた。
・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(GK/DF)
・【パリ五輪】3年後の本大会のメンバーに選ばれると思う選手は?(MF/FW)
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