■ 日本勢はここまで無敗をキープ 集中開催となったACLのGLは佳境を迎えているがJリーグ勢は好調。川崎F・G大阪・名古屋・C大阪が参加しているがここまで無敗となる。川崎Fは最終節を残しているがここまで5連勝。5試合で23得点/3失点と圧倒的な成績を残している。直近の2回はいずれもGLで敗退しているが2017年以来で5度目となる決勝T進出を果たした。名古屋は最終節こそ引き分けたが5勝1分け。危なげなく首位通過を果たした。
C大阪は4勝2分け。こちらは香港の傑志との争いになったが4勝2分けで首位通過を果たした。川崎F・名古屋・C大阪はいずれも首位通過を決めているがG大阪はここまで2勝3分けと苦しんでいる。3節と4節はいずれもチェンライ・ユナイテッドとの対戦だったが2試合ともドロー発進。3節の試合で後半のアディショナルタイムに同点ゴールを食らって引き分けたのは痛恨だった。すでに2位となることは確定している。
最終節は4勝1分けで首位通過を決めた韓国の全北との試合になる。2位になった5チームのうち、上位3チームは決勝Tに進出できるのでノーチャンスではないが全北に勝利することが絶対条件になる。全北に勝って勝ち点「12」となるとすでに6試合を終えた浦項と傑志を勝ち点で上回ることが出来るので逆転での決勝T進出となる。全北にとっては消化試合になるがG大阪にとっては生きるか?死ぬか?の大一番となる。
■ ラウンド16でダービーが実現 G大阪は苦しい戦いになっているがそれでも無敗のままである。よってJリーグ勢はここまで23試合を戦って17勝6分け。無敗をキープしている。豪州勢が参加を辞退して中国勢が若手主体のメンバー構成だったことが大きく関係しているが日本と同じようなテンションで大会に参加した韓国のクラブを相手にしてもまだ負けなし。最後の24試合目は全北 vs G大阪となるが「無敗をキープするか?」も注目点になる。
G大阪は序盤戦にクラスターが発生した影響もあってJ1はまだ15試合のみ。21試合を消化しているクラブがいくつかあることを考えると五輪明けは過密日程になる。ACLの決勝Tに進むと秋以降はタイトなスケジュールになるが日本の他の3チームがいずれも首位通過を果たしていることを考えると絶対に勝たないといけない。G大阪が2位で決勝Tに進んだ場合はラウンド16で大阪ダービーが実現する可能性が高い。
「2011年以来で2度目のACLでのダービー実現なるか?」も注目点に挙げられるが開幕ダッシュに成功した後、リーグ戦で低調だったC大阪はACLで浮上のきっかけをつかんだように感じられる。6試合で13得点/2失点。2節と3節はいずれも相手に先制ゴールを許したがMF坂元の活躍もあって2節の傑志戦は逆転勝利、3節のFCポート戦は1対1のドロー。終わってみると2節の傑志戦の逆転勝利が大きかった。
■ 3節と5節はサブ組中心だったが・・・。 過密日程ということもあっていろいろな選手を試したが3節と5節はサブ組中心だった。1節・2節・4節・6節はいずれもベストに近いスタメンだったがこれまでなかなか結果を残せなかったFWアダム・タガート、FW加藤陸、MF松田力、MF松本泰、DF小池裕などがゴールやアシストという形でチームに貢献して、出場機会がほとんど or 全くなかったGKダン・バン・ラム、MF喜田、MF鳥海、MF為田も存在感を発揮した。
クルピ監督はメンバーを固定しがちな指導者なので「主力選手にかかる負担」は相当に大きかった。CBを除くと控え組の貢献度はここまでは非常に低かったがチャンスを与えられた選手がACLで力を示したことで選手層は厚くなった。FWアダム・タガートが6節で怪我を再発させたのは大きな誤算と言えるがMF為田、FW山田寛、MF松本泰、DF小池裕あたりは帰国してから出場機会が増えると考えられる。
期待の高いMF中島元やMF西川潤がアピールできなかったのは残念だったがチーム内に競争が生まれるのは歓迎すべきことである。JFLのFCティアモ枚方からサイドアタッカーのMF新井晴を獲得したので特にアタッカーの競争は激しいがボランチならびに右SBで起用された21歳のMF喜田がチャンスをつかんでアピールに成功したのもC大阪にとっては大きな収穫と言える。MF喜田に21歳になったばかりである。
■ 年代別代表の常連だったMF喜田 ユース出身のMF喜田は早くから期待を集めてきた選手である。年代別代表の常連であり、2017年のU-17W杯、2019年のU-20W杯のメンバーに選ばれている。「世代屈指のボランチ」と評価されてきたが2019年は期限付き移籍先の福岡であまり出場機会を得られず。2020年はC大阪U-23が主戦場になった。ユースの同期であるDF瀬古との差は大きく広がっていたが今回のACLが飛躍のきっかけになるかもしれない。
「世代屈指のマルチプレーヤー」とも言われており、U-17W杯の本大会ではSBでもプレーしたが、やはり、ベストポジションはボランチである。ボール奪取に長けた選手である。正確なつなぎや運動量も評価されており、「MF山口蛍の後継者候補」とずっと言われてきたがボランチとしての能力が相当に高いことをアジアの舞台で示した。SBでもまずまずのプレーを見せたのでクルピ監督からの評価も高まっただろう。
今シーズンからクルピ監督が就任したがここまでは若手が今一つだった。CBのDF西尾は開幕から出場機会を得てブレイクしたが中盤から前目のポジションの選手は総じて低調だった。世代交代を進めないといけない状況で若手が伸び悩んでいたがACLで自信をつかんだ選手たちがJ1の舞台でも活躍できるとクラブの未来は明るくなる。ボランチも競争は激しいがMF喜田が構想に入ってきたのは間違いないところ。
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