■ 熾烈を極めるJ2の残留争いJ2は16節が終了した。5強(新潟・京都・FC琉球・磐田・甲府)が昇格争いの中心になっているが残留争いは熾烈を極める。今シーズンのJ2は降格枠が「4.0」なので開幕前から残留争いがかつてないほどの熾烈な争いになることは予想されていたがたくさんのクラブが残留争いに巻き込まれている。最下位のSC相模原も勝ち点「11」を獲得しており、残留圏となる18位の北九州との差は「6」のみ。逆転は十分に可能である。
現時点で降格圏に位置するのは勝ち点「14」で19位の愛媛FC、勝ち点「13」で20位の群馬、勝ち点「11」で21位の大宮、同じく勝ち点「11」で22位のSC相模原の4チームになる。先のとおり、残留圏となる18位の北九州は勝ち点「17」。2連勝中の北九州が一気に勝ち点を積み上げて残留圏に浮上したがまだ油断はできない。勝ち点「20」で12位の秋田も数字上は2試合で19位の愛媛FCに並ばれる可能性がある。
開幕前の評価が高かったチームのいくつかが残留争いに巻き込まれているが最大のサプライズは大宮になる。勝ち点「11」のみ。11試合勝ちなし中となる。最後に勝利したのは3月27日(土)に行われた5節の長崎戦(H)なのでかなり昔の話になる。15節を終えた時点で岩瀬監督が解任されて元・なでしこJAPANの佐々木則夫トータルアドバイザーが暫定監督に就任したが初陣となる千葉戦(A)は0対2で敗れている。