■ 2節から7試合勝ちなし2020年は初のJ2昇格まであと1歩のところまで迫りながら最終節(=34節)で岩手に0対2で敗れてJ2初昇格を逃した長野は横山監督になって3年目。開幕前は「有力な昇格候補の1つ」と言われたが開幕戦で讃岐に勝利した後、7試合勝ちなし。1勝3敗4分けで10位と低迷している。上位争いをする富山や熊本やFC岐阜との差は徐々に広がってきており、「悲願のJ2初昇格」に向けて早くも黄色信号が灯りつつある。
開幕戦で勝利した後、4試合連続でドロー。ドロー地獄にはまったが7節から3連敗を喫した。7節は福島、8節は熊本、9節は鹿児島に敗れたが特に昇格争いのライバルになる可能性が高い熊本と鹿児島に敗れたのは痛恨だった。今シーズンのJ3は15チーム制なので各クラブの年間の試合数は「28」のみ。昨シーズンと比較すると6つも年間の試合数が減っており、異例の短期決戦になる。1試合の重みは増している。
2020年は新型コロナの影響で降格がなかったので特にJ1とJ2のクラブは下位に低迷しているチームでも監督交代をなかなか決断せずに引っ張るケースが目立った。2020年の開幕後の監督交代の回数はJ1もJ2もJ3も2件のみだったが今シーズンはJ1もJ2もJ3もこの時期でありながらたくさんのクラブが監督交代を実施している。「昇格候補」に挙げられながら10位と低迷している横山監督の立場も危うくなってきた。