■ J2で屈指のドリブラーと言えるのは・・・。J1でドリブラーとしての評価が高いのはMF三笘(川崎F)、MF坂元(C大阪)、MFマテウス(名古屋)、MF相馬勇(名古屋)あたりになる。ドリブルは攻撃の時に大きな武器となるがJ2を代表するドリブラーというとMF本間至(新潟)になる。昨オフは徳島への移籍話が浮上して「徳島への移籍はほぼ確実」と言われた時期もあったが急転直下でチームに残った。新潟にとっては大きな残留だったが開幕からエンジン全開である。
新潟は7節を終えた時点で6勝1分け。ロケットスタートに成功したが最大の立役者はトップ下のMF高木善になる。7試合で6ゴール5アシストと大爆発している。2月・3月のMVPに選出されたMF高木善には劣るがMF本間至も6試合で2ゴール2アシスト。多くのチャンスに絡んでいる。キレ味鋭いドリブルは威力満点。40試合で7ゴール7アシストを記録した昨シーズンよりもコンディション自体は良さそうに見える。
164センチ/59キロなのでサイズには恵まれていないが仕掛けて自らのシュートチャンスを生み出すとともに味方のシュートチャンスをお膳立てすることが出来る。今シーズンが高卒3年目。ずっと新潟でプレーしているのでJ1経験は全くないが「J1レベルで考えてもトップクラスのドリブラー」と言える。J2のクラブから欧州移籍を果たした選手は少なくないことを考えると彼の獲得に興味を示す欧州のクラブはあるだろう。