左サイドバック編→ 今春に高校3年生となるDF中野伸(鳥栖)は昨シーズンの終盤戦から所属の鳥栖で定位置を確保している。先日のアルゼンチン戦では飛び級で五輪代表に選出されるなど「東京行き」もあり得る状況になっている。年代別代表の常連であり、2019年のU-17W杯でベスト16入りを果たした「02JAPAN」でも不動のレギュラーだったがパリ世代の左SBの中では実績でも知名度でも実力でも頭1つ抜け出た存在になっている。
167センチ/49キロなのでサイズには恵まれていないがスピードがあって左足のキックは正確。2020年はJ1で14試合に出場して2アシストを記録した。精度の高い左足のクロスが大きな武器になっているが判断も正確でビルドアップの得意なSBである。左利きの選手でありながら右足のキックの精度も高い点は彼の最大の強みと言える。鳥栖では右SBで起用される機会もある。「両利き」と言ってもオーバーではない。
FC東京U-18出身で高卒2年目となるDFバングーナガンデ・佳史扶(FC東京)も将来を嘱望されている左SBになる。2020年は高卒1年目ながらJ1で2試合に出場した。J3では通算すると25試合に出場しているが年代別代表の常連になっている。176センチなのでSBの選手としてはまずまずのサイズを持っており、縦へのスピードが1つの大きな武器となる。所属クラブでは日本代表のDF小川諒とのポジション争いになる。