■ 10年ぶりの親善試合の日韓戦3月25日(木)に日産スタジアムで行われたフル代表の日韓戦は3対0で日本が大勝した。日本と韓国が親善試合で対戦するのは2011年の8月以来となる。このときは札幌ドームで対戦して日本が3対0で勝利しているが全く同じスコアでの大勝となった。札幌ドームでの試合はMF香川が2ゴール、MF本田圭が1ゴールを記録。この試合が代表でのデビュー戦だったMF清武が途中出場で2アシスト。鮮烈な印象を残した。
日本代表と韓国代表に限った話ではないが新型コロナの影響で2020年はどの国も代表の活動はほとんど実施できなかった。日本代表は4試合の出場にとどまったがこの4試合はすべて海外組オンリーのメンバー構成だった。国内組が代表に召集されるのは2019年の秋以来だったのでかなり久しぶりだったがこの期間中にJリーグで力を示したMF守田、DF山根視、MF江坂、MF脇坂などが期待に応える働きを見せた。
日韓戦の翌日にはU-24日本代表がアルゼンチンと対戦する。アルゼンチン戦は早くも4か月後に迫った東京五輪の本番を見据えた絶好のチャンスなので「フル代表に呼ばれてもおかしくなかった五輪世代の選手」のほとんどが五輪代表を優先した。唯一、DF冨安がフル代表に選出されて韓国戦に出場したがMF久保建やMF三笘などはU-24日本代表に選出された。日韓戦の日本代表もベストとは程遠い顔ぶれだった。