■ 開幕2連敗となったのは3クラブJ2は早くも2節が終了したが開幕2連勝を飾ったのは新潟とFC琉球の2クラブのみとなる。新潟が開幕2連勝を達成するのはJ1時代の2009年以来となる。開幕戦はアウェイで北九州と対戦して4対1で大勝すると2節は後半途中にMF本間至が2枚目のイエローを受けて退場になるアクシデントが発生したが1対0で逃げ切った。「2017年以来のJ1復帰」に向けて好スタートを切った新潟が2節を終えた時点で首位に立った。
町田・山形・甲府・京都・群馬は1勝1分け、東京V・岡山・水戸・秋田・金沢・長崎・大宮は1勝1敗、千葉と松本山雅は2分け、山口とSC相模原と愛媛FCは1敗1分けとなる。上位候補に挙げられる山形や甲府や京都はまずまずのスタートを切ったが開幕2連敗スタートとなったのは磐田・栃木SC・北九州の3クラブとなる。いずれも昨シーズンは上位~中位グループだったことを考えると「予想外の開幕2連敗」と言える。
中でも気になるのは磐田である。鈴木政一監督になったあとは19試合で9勝4敗6分けと好成績を残したこともあって「有力な昇格候補の1つ」に挙げられたがまさかの開幕2連敗スタートとなった。しかも、FC琉球も町田もともに上位候補のクラブではなかった。もちろん、どちらもオフの補強に成功して「躍進候補の1つ」に挙げられていたが2試合を終えて勝ち点「0」というのは全く予想のできない展開である。