サッカーコラム J3 Plus+　

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【J1】 2021年全20クラブの開幕前の戦力評価 (鹿島アントラーズ/浦和レッズ) | | |　

鹿島アントラーズ　・・・　A+

→　昨オフはDF永戸、DF杉岡、DF奈良、DF広瀬陸、MF和泉など即戦力クラスの選手をたくさん獲得した。「J1の18クラブの中で最もオフの補強に成功したクラブ」と言われたが今オフは静かだった。高校生を3人、大学生を3人獲得して、ブラジル国内での評価も高いMFディエゴ・ピトゥカ(サントスFC)とMFアルトゥール・カイキ(クルゼイロEC)の2人を獲得したが即戦力クラスの日本人選手の獲得は全くなかった。

やはり、「日本人のJリーガーの獲得に全く動かなかった。」というのは考えにくい。「目玉クラスの選手の獲得に乗り出したが成功せずに結果として日本人の補強はゼロになった。」と推測できるがFW上田、MF荒木遼、DF関川、GK沖などが成長して、GK山田大、MF松村優、MF染野なども控えているのでオフの移籍市場で積極的な動きを見せる必要性は全くなかった。伸びしろのある若手をたくさん抱えている。

期待が集まるのは2人のブラジル人になる。MFアルトゥール・カイキは得点力の高いアタッカーで、MFディエゴ・ピトゥカはいろいろなポジションでプレーできるユーティリティーな選手である。MFアルトゥール・カイキについてはMF土居聖やMFファン・アラーノとのポジション争いになると思うがゴール前で仕事ができる選手なのでプレーエリアは重ならないと思われる。「この3人の共存は十分に可能」と言える。

MFディエゴ・ピトゥカは派手さはないが気の利いたプレーが出来る選手である。GK山田大、DF永戸、DF杉岡、DF町田は左利きになるが中盤から前目のポジションの選手で左利きの選手というとベテランの域に入ったMF遠藤康くらいだった。「左利きの選手」というのは鹿島の補強ポイントだったことを考えるとMFディエゴ・ピトゥカを獲得できたのは良かった。ボランチもしくは左SHが基本ポジションになるだろう。

2020年は開幕ダッシュに失敗したが軌道に乗った後は安定して勝ち点を積み上げた。惜しくもACLの出場権獲得は逃したが5位でフィニッシュした。中心となるメンバーは変わらないことを考えると「ストップ・ザ・川崎Fの1番手」と言えるだろう。ACLの負担は大きいことを考えると鹿島がリーグタイトルを奪回しても不思議はない。圧倒的な強さを見せてJ1を制覇した川崎Fを2年連続で走らせるわけにはいかない。

3人の大学生の評価は相当に高い。GK早川(明治大)は187センチの長身。2020年の途中にGK沖が定位置を確保したがGK早川がどこまでキーパーの争いに絡めるのか？は注目点になる。DF内田篤が現役を引退して怪我が多かったDF伊東幸(→千葉)が抜けた右SBは最も不安の大きいポジションと言えるがDF常本(明治大)には即戦力の期待がかかる。181センチのCBのDF林尚輝(大阪体育大)も1年目から出番を得るだろう。

浦和レッズ　・・・　B-

→　徳島で結果を残したリカルド・ロドリゲス監督を招聘した浦和は10位からの巻き返しを図るがオフの移籍市場ではDF西大伍(神戸)、MF明本(栃木SC)、MF小泉佳(FC琉球)、MF金子大(湘南)、MF田中達(大分)、GK塩田(栃木SC)を獲得した。さらに即戦力の期待がかかるドリブラーのMF大久保智明(中央大)、ボランチのMF伊藤敦(流通経済大)、高校ナンバー1のCBと言われるDF藤原優(青森山田高)も獲得した。

今オフはDF西大伍ならびにGK塩田を除くと若手世代を積極的に獲得した。2020年の浦和の平均年齢はJ1で4番目に高い28.07歳だった。高齢化は進んでおり、若返りを図らないと、近い将来、大変なことになると思われるが、FW興梠、MF武藤雄、MF阿部勇、MF柏木、DF槙野、MF宇賀神、GK西川などのベテランは残留した。新たに加入した若手世代の選手がどこまで出場機会を得られるのか？が注目点になる。

リカルド・ロドリゲス監督は積極的に若手を使おうとすると思うが実績があってネームバリューのあるベテランが依然としてたくさんチームに在籍していることを考えると大胆な世代交代を進めるのは簡単なことではない。近年の成績は芳しくなくて、かつ、監督が交代して、かつ、ベテラン選手が衰えてきた今は世代交代を進める絶好のチャンスと言えるがどこまで世代交代が進むのか？は注目点に挙げられる。

一方、退団したのはDF橋岡(→シントトロイデン)、MF長澤(→名古屋)、DF鈴木大(→千葉)、MF青木拓(→FC東京)、MFマルティノス(→仙台)、MFエヴェルトン(→ポルティモネンセ)など。2020年に11ゴールを記録したFWレオナルド(→山東山東魯能泰山？)の移籍もほぼ確実となった。若返りを進めないといけない状況の中、若手世代のDF橋岡とFWレオナルドが抜けるのは当然のことながら大きな痛手である。

どちらも移籍市場が終盤戦に入ってからの退団になる。FWレオナルドが抜けるとCFの層が薄くなってDF橋岡が抜けると右SBならびにCBの層は薄くなる。FWレオナルドに関しては「移籍金は7億円になる。」とも言われているが報道どおりであれば大きな額である。CFのみならず右SBやCBの実力者を1人ずつ補強しても余裕でお釣りが出るだろう。どういう風に多額の移籍金を使うのか？は注目点に挙げられる。

リカルド・ロドリゲス監督が就任したのでスタイルは大きく変わってコンビネーションからチャンスを作るスタイルになるのは確実である。テクニックのある選手が重要視されるサッカーになると思うがキャンプ期間中の練習試合では高卒2年目のMF武田英がゴールを量産して猛アピールに成功している。青森山田高のときに中心選手として活躍したパリ世代のアタッカーは今年のブレイク候補の1人に挙げられる。

　・【J1】 2021年にブレイクを期待する思う若手プレーヤーは誰ですか？　→　1392票
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受付期間(J1編)

　2021年1月9日(土)～～2021年2月25日(木)まで

　　　→　J1の開幕戦(2月26日)の前日までです。
　　　→　不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
　　　→　順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
　　　→　同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。

　　　→　早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
　　　→　誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
　　　→　たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。

【質問内容】

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　(項目6) J1の全20クラブの順位を予想をしてください。
　(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
　(項目8) 好きなクラブ以外で2020年のJ1で注目するクラブとその理由をお書きください。
　(項目9) 2021年のJ1で注目する選手とその理由をお書きください。
　(項目10) 2021年のJ1でブレイクすると思う若手プレーヤーは誰ですか？

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