柏レイソル ・・・ B+
→ 1月4日(火)にルヴァン杯の決勝を戦ったこともあって新シーズンの始動日はJ1の20クラブの中で一番遅かった。ゆっくりと休むことができた期間は短いのでその点が心配されるがとにもかくにもFWオルンガ(→アル・ドゥハイル)の移籍が最大の話題と言える。32試合で28ゴールを挙げた絶対的なエースの穴を埋めきるのはなかなか難しい。「彼の穴を誰がどのようにして埋めるのか?」が目下の注目点になる。
もともとCF系の選手は少なかった。FWオルンガを除くとFW呉屋くらいだった。横浜FMでブレイクしたFWジュニオール・サントス(→広島)は手放した一方で新たなフォワードの獲得はゼロ。ゴール前で仕事をするタイプのフォワードは現時点ではFW呉屋くらいである。歪な構成になっているがFWオルンガの移籍金は9億円と言われている。莫大な額の移籍金を手にしているのでいろいろと動いている最中と思われる。
中国や中東のクラブに好条件で引き抜かれる外国人選手は少なくないがJリーグのクラブにとっては法外な額の移籍金を残して旅立つケースがほとんどである。FWオルンガの穴を埋めきるのは簡単なことではないが「9億円あればよほどでない限りは穴埋めは可能」である。もっと言うと「9億円を手にして流出した分の穴を埋められない可能性は相当に低い。」と言える。それほど9億円というのは破格の金額である。