■ J2は2月27日(土)に開幕2021年のJ2は2月27日(土)に開幕する。北九州 vs 新潟、長崎 vs 金沢の2試合がオープニングゲームになるが「J1からJ2に降格するクラブが1つもない今シーズンは多くのクラブにとって昇格の大きなチャンスの1年」になる。2010年の柏、2011年のFC東京、2013年のG大阪、2019年の柏のような絶対的な強さを持ったクラブはゼロ。クラブ規模的には磐田と大宮が少し抜けているが不安要素をたくさん抱えている。
「昇格争いは大混戦になる可能性大」と言えるが前評判が高いのは山形である。石丸監督になって2年目となるが2020年は右肩上がりの1年になった。後半戦(22節以降)に限定すると21試合で12勝6敗3分け。勝ち点「39」を獲得した。14勝2敗5分けの福岡が最多の勝ち点「47」を獲得したが勝ち点「40」の徳島、勝ち点「39」の長崎とほぼ同じ勝ち点を稼いだ。21試合で39得点というのはJ2の中では山形が最多だった。
試合を重ねるごとに熟成されて安定して勝ち点を積み上げたがFWヴィニシウス・アラウージョやDF熊本など主力の多くはチームに残留した上でGKビクトル(SC相模原)やMF堀米勇(千葉)やMF國分伸(北九州)やMF中原輝(熊本)など有力選手をたくさん獲得した。MF中村駿(→湘南)、FW大槻周(→千葉)、MF末吉塁(→千葉)、MF前川(→北九州)などが抜けたのでマイナスの要素もいくつかあるが戦力はかなりアップした。