ヴァンフォーレ甲府 ・・・ C+
→ 2019年は5位、2020年は4位だった。2年連続で好成績を残したがオフの移籍市場はネガティブなニュースが多かった。生え抜きのDF今津(→広島)とMF太田修(→町田)とDF中塩(→横浜FC)が流出してFWドゥドゥ(→町田)は契約満了。DF内田健(→愛媛FC)とMF松田力(→C大阪)も流出した。期限付き移籍だったMF武田将(→京都)も退団してDF藤田優は引退。「出場機会を得ていた選手がたくさん抜けた。」と言える。
他にもFW金園(→長野)、FWハーフナー・マイク(→FC.Bombonera)、FWラファエル(→未定)が契約満了となった。期限付き移籍ながら欠かせない戦力になったMF泉澤とMF山田陸の2人を完全移籍で獲得できたのは良かったが4位と好成績を残した甲府の主力がこれだけ他クラブに引き抜かれるとは思わなかった。「J2の22クラブの中で最もストーブリーグで苦戦したクラブ」と言っても過言ではないだろう。
新たに獲得した選手は新卒の選手を除くとMF野津田(広島)、FWウィリアン・リラ(レトロ)、FWパウロ・バイヤ(カスカヴェウ)、FW有田(愛媛FC)、FW三平(大分)、DF金井(清水)、DF浦上(長野)、DF北谷(FC岐阜)になる。この中でFW有田とFW三平とDF金井とDF北谷の4人は前所属クラブとの契約が2020年限りで満了になった選手である。「財政事情の厳しさ」を感じる補強になったことを否定するのは難しい。