町田ゼルビア ・・・ B+
→ 2020年はポポヴィッチ監督が就任して期待されながら19位に終わった。9月の中旬以降はなかなか勝ち点「3」を獲得できないもどかしい1年になったがオフの移籍市場では勝ち組になった。噂されたFWピーター・ウタカ(京都)の獲得には成功しなかったがFWドゥドゥ(柏)、FW鄭大世(清水)、MF長谷川アーリアジャスール(名古屋)、DF高橋祥(東京V)、DF三鬼(山形)などネームバリューのある選手をたくさん獲得した。
FWピーター・ウタカの年俸は1億円くらいだと想像できる。ポポヴィッチ監督のスタイルには合わないと思われるFWピーター・ウタカの獲得に成功しなかったことは逆に良かったと言える。その一方で心配された自前の選手の流出はゼロだった。期限付き移籍ながら主力として活躍したFW安藤瑞(→水戸)、GK秋元(→愛媛FC)、DF小田(→千葉)の3人はレンタル終了となったがFW平戸とMF佐野海の引き留めに成功した。
期限付き移籍だったDF水本とMF高江は完全移籍で獲得してMF吉尾はレンタル延長となった。MF太田修(甲府)やDF森下怜(松本山雅)やGK茂木秀(C大阪)なども獲得したので戦力は大幅にアップした。2020年のJ2のダークホース的な存在に挙げられるがとにもかくにもFW平戸とMF佐野海が残留したのは大きい。どちらも町田の顔となる選手である。J1のクラブへの個人昇格が考えられたがサプライズ残留となった。