※ 2021年1月26日(火)の時点。
徳島ヴォルティス ・・・ A-
→ 2020年のJ2を制覇して2014年以来で2度目のJ1復帰を果たした徳島はリカルド・ロドリゲス監督が引き抜かれた。「教え子をたくさん引き連れて浦和の監督に就任する。」というのは十分に考えられたが「浦和がオファーを出した。」と報じられた10番のMF渡井を含めた主力はほぼ全員が残留した。今オフに徳島から浦和に移籍した選手はゼロ。「主力の流出がほぼなかった点」は何よりのポジティブ要素である。
チームを離れたのはMF清武功(→FC琉球)、FW押谷(→藤枝MYFC)、MF島屋(→山口)、MF梶川(→東京V)など出場機会に恵まれなかった選手ばかりになる。期限付き移籍だったFW垣田はレンタル延長、同じく期限付き移籍だったMF杉森は完全移籍での獲得に成功した。DFドゥシャンとDFジエゴも残留が決定済み。草刈り場になる可能性は少なからずあったが、選手の入れ替えの少ない穏やかなオフになったと言える。
「補強の目玉」と言えるのはMF藤田譲瑠チマ(東京V)になる。18歳ながらJ2の東京Vで主力として大活躍したMF藤田譲瑠チマの獲得を画策したJ1のクラブはたくさんあったと思うが徳島が争奪戦を制する形になった。豊富な運動量を武器に攻守に貢献するMF藤田譲瑠チマは今オフのJリーグの移籍市場の目玉の1人だった。昇格組の徳島がMF藤田譲瑠チマの獲得に成功したのは今オフの大きなサプライズだった。