サッカーコラム J3 Plus+　

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【J2】全22クラブオフの補強の最終評価 (ジェフ千葉/東京ヴェルディ) (2020年-2021年) | | |　

※　2021年1月20日(水)の時点。

ジェフ千葉　・・・　B+

→　尹体制になって2年目の千葉は入れ替えの激しいオフになった。FWクレーベ(→横浜FC)、FW山下敬(→鳥栖)、MF堀米勇(→山形)、MF為田(→C大阪)、DF鳥海(→C大阪)、FW佐藤寿(→引退)、DF増島(→引退)、DF田坂(→引退)などがチームを離れたがFWマテウス・サウダーニャ(ECバイーア)、FW大槻周(山形)、MF岩崎(湘南)、MF福満(福岡)、MF末吉塁(山形)、DF鈴木大(浦和)などを獲得した。

誤算と言えるのはFW山下敬の流出になる。加入1年目ながら主力として活躍したFW山下敬を1年で引き抜かれたのは痛恨だったが「尹サッカーに合いそうな選手」をたくさん獲得した。サイドハーフあるいはサイドバックの選手をたくさん獲得しているが尹サッカーの肝となるポジションは左右のサイドハーフである。MF福満、MF末吉塁、MF岩崎などがどこまでサイドで違いを生み出すことが出来るか？がキーになる。

最終ラインはDF鳥海が流出してDF増嶋が引退したが経験豊富な元・日本代表のDF鈴木大の獲得に成功した。日本に復帰してからは柏でも浦和でも多くの出場機会を得られていないが実績十分のCBである。J2でプレーするのは初めてになるが最終ラインの中心として大きな存在感を発揮する可能性は高い。DFチャン・ミンギュとのCBコンビになると思うが「CBの層が薄くなっている点」は気になるところである。

SBはDFゲリアとDF下平が契約満了。DF溝渕(栃木SC)がレンタルバックとなった。右SBはDF伊東幸、DF溝渕、DF小田、DF米倉の争いで、左SBはDF安田理が中心。左右両サイドをこなすDF小田が左SBに回ることも考えられる。レフティのDF下平が契約満了になったことで左SBはやや手薄になった。1月14日(木)にDF下平の契約満了が発表されたので新たな左SBの獲得に目途が立ったのかもしれない。

フォワードはFWクレーベとFW山下敬とFW佐藤寿が抜けてFWマテウス・サウダーニャが加入した。FW川又、FW大槻周、FW櫻川ソロモン、とFW船山貴を含めた5人の競争になるだろう。FWクレーベとFW山下敬が流出したが十分な顔ぶれである。高卒2年目となるFW櫻川ソロモンのさらなる成長に期待したいが加入が決まったFWマテウス・サウダーニャは能力の高い選手である。インパクトを残す可能性は高い。

185センチとサイズに恵まれているが左利きで前線でシャープな動きの出来る選手である。FW川又との2トップになった場合でもFW大槻周との2トップになった場合でもどちらでも「左利き同士の2トップ」になるが強力な2トップである。各ポジションに実力者を獲得して選手層も厚くなっているので就任2年目となる尹晶煥監督にとっては勝負の1年になる。結果が出ないようだと早い段階での監督交代も十分に考えられる。

東京ヴェルディ　・・・　C-

→　大株主であるゼビオが絡んだ経営危機が話題の中心になっているがオフの選手の入れ替えはあまり多くなかった。移籍市場の幕が開きつつあった時期に大々的に経営危機問題がニュースとして報じられるとフロントは大変である。「ポシャった移籍話はいくつかあるのではないか？」と思われる。とりあえずとして大きな危機は乗り切ったと思うが、今、東京Vに移籍することを不安に感じるのは当たり前である。

新経営陣は年末の12月25日(金)に旧経営陣の「目先の資金確保を目的とした若手選手の売却」を批判した。「新経営陣がそこまで言うのであれば今オフは若手の流出がほぼないのだろう。」と思われたがMF藤田譲瑠チマ(→徳島)とMF井上潮(→神戸)が流出した。『そもそもフリー移籍なので目先の資金確保を目的とした若手の売却ではない。』という可能性もあるが突っ込まれる要素の1つであることは間違いない。

ほぼ毎年、生え抜きの若手が1人 or 2人くらいは流出するクラブなので「ユース出身の2人が流出する。」というのは日常茶飯事になっているがFW山下諒、MF山本理、MF森田晃などは残留した。東京Vは名門クラブの1つになるがJ1のクラブからオファーが届いた場合、J2のクラブが引き留めるのは相当に難しい。特に「今オフの移籍市場の目玉」と言われたMF藤田譲瑠チマを引き留めるのは相当に難しかった。

一方、加入が決まったのはDFンドカ・ボニフェイス(水戸)、MF梶川(徳島)、MF加藤弘(北九州)、DF富澤(SC相模原)、DF安在(山口)、DF山口竜(G大阪)、GK長沢(沼津)など。J1のクラブへの移籍も考えられたDFンドカ・ボニフェイスをJ2の東京Vが獲得したのはかなりのサプライズだった。MF梶川、DF富澤、DF安在の3人は復帰組になるが獲得した選手の平均年齢はまあまあ高い。経験のある選手をたくさん獲得した。

他に抜けたのはFW大久保(→C大阪)、MF澤井(→山口)、DF近藤直(→引退)、DF高橋祥(→町田)など。2020年はスピードスターのFW山下諒が主にフォワードの位置で起用されてチーム最多の8ゴールを記録したがストライカー系の選手の補強はなかった。新たに加入するフォワード登録の選手はFW佐藤凌(明治大)のみ。東福岡高出身で178センチのFW佐藤凌が1年目から活躍してくれると上位進出が見えてくる。

監督は変わらず、基本となるメンバーもあまり変わらないと思うが、DFンドカ・ボニフェイスが東京Vのサッカーに合うのか？合わないのか？が注目点になる。183センチ/89キロとサイズに恵まれたDFンドカ・ボニフェイスは高さと強さを持っているのでここ最近の東京Vにはいなかった系統の選手である。一方でビルドアップなどはプロ入り当初と比べると確実にレベルアップしているが得意とする分野ではない。

　・【J1】 2021年にブレイクを期待する思う若手プレーヤーは誰ですか？　→　500票
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受付期間(J2編)

　2021年1月9日(土)～～2021年2月25日(木)まで

　　　→　J1の開幕戦(2月26日)の前日までです。
　　　→　不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
　　　→　順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
　　　→　同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。

　　　→　早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
　　　→　誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
　　　→　たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。

【質問内容】

　(項目1) ハンドル名
　(項目2) 年代
　(項目3) 性別
　(項目4) 地域
　(項目5) 好きなJリーグのチームはどこですか？ (複数選択可)
　(項目6) J2の全22クラブの順位を予想をしてください。
　(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
　(項目8) 好きなクラブ以外で2020年のJ2で注目するクラブとその理由をお書きください。
　(項目9) 2021年のJ2で注目する選手とその理由をお書きください。
　(項目10) 2021年のJ2でブレイクすると思う若手プレーヤーは誰ですか？

　・投稿用フォーム (J1編)　→　https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597
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