サッカーコラム J3 Plus+　

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【Jリーグ】 12段階の個人別の戦力補強の評価 (2020年-2021年オフの移籍市場) (その7) | | |　

61人目： DF 鈴木大輔 (浦和レッズ→ジェフ千葉)　・・・　A+

→　ロンドン五輪代表で活躍したプレーした元・日本代表のCB。スペインでもプレーして2018年に柏に復帰したが9試合の出場のみ。浦和でプレーした2019年は15試合、2020年は5試合のみ。日本復帰後は出場機会に恵まれていないが経験豊富なCBである。まだ30歳なので老け込むような年齢ではない。J1レベルだとそろそろきつくなってきたがJ2であれば大きな存在感を発揮できるのではないか？と思われる。

62人目： MF 島村拓弥 (セレッソ大阪→FC今治)　・・・　B+

→　京都U-18出身。2018年はJ2のFC岐阜でプレーした。FC岐阜では4試合の出場のみだった。2020年はC大阪に期限付き移籍してJ3で30試合に出場して2ゴール2アシスト。C大阪U-23の主力として活躍した。もともとは2列目のアタッカー。C大阪U-23では左SB/WBでプレーする機会も多かった。SB/WBでのプレーを経験して幅が広がった。キレ味鋭いドリブルが武器。FC今治はいい補強が出来たと言える。

63人目： MF 平岡翼 (栃木SC→FC今治)　・・・　B-

→　日本でも屈指のスピードを持ったアタッカー。驚異のスピードが最大の魅力となるが怪我が多くて十分な活躍は出来ていない。2018年はJ3のFC東京U-23で29試合で7ゴール1アシストと活躍して栃木SCに移籍したが2019年は15試合の出場のみ。2020年は2試合のみだった。思うような活躍は出来ていないが潜在能力が極めて高いのは明らか。圧倒的なスピードがFC今治の大きな武器になる可能性はある。

64人目： MF 井澤春輝 (鹿児島ユナイテッド→ギラヴァンツ北九州)　・・・　D+

→　浦和ユース出身。年代別代表でもプレーしたボランチ。トップ昇格を果たしたが初年度からJ2の徳島に期限付き移籍をした。2018年と2019年は徳島でプレーしたが出番はなかった。2020年はJ3の鹿児島に所属。4試合に出場したが浦和への復帰はかなわず。一度も浦和でプレーすることなく北九州に完全移籍となった。球際の強さに定評があるが若手の育成に長けた小林伸二監督の元でチャンスをつかみたい。

65人目： DF 小田逸稀 (町田ゼルビア→ジェフ千葉)　・・・　B+

→　2020年は期限付き移籍で町田でプレー。J2で38試合で3ゴールを記録した。右SBのレギュラーとして活躍した。堅実なプレーでサイドを安定させることが出来る。173センチの身長でありながらヘディングシュートが上手い。セットプレーを中心に3ゴールを奪った。町田ではほぼ右SBだったが左SBでもプレー可能。千葉でも貴重な戦力になる可能性は高い。鳥栖U-15唐津出身。高校年代は東福岡高でプレーした。

66人目： DF 星キョーワァン (横浜FC→松本山雅)　・・・　A+

→　矢板中央高出身。当時から注目を集める大型CBだった。184センチの長身。身体能力の高さは折り紙付きである。プロ1年目の2020年はJ1で9試合に出場した。粗削りなところは否めないが大きな可能性を秘めた選手である。横浜FCのつなぐサッカーに戸惑ったところはあったと思うがポテンシャルは相当に高い。J2の松本山雅への期限付き移籍を選択したがJ2の舞台で大きな存在感を発揮する可能性がある。

67人目： DF 荻原拓也 (アルビレックス新潟→京都サンガ)　・・・　C+

→　浦和ユース出身の攻撃的な左SB。今夏にJ2の新潟に期限付き移籍して24試合に出場したが大きなインパクトは残せなかった。アグレッシブな仕掛けが武器となるがプレーが単調になりがちである。左SB/WBを主戦場にしているがプレースタイル的にも性格的にも右サイドハーフや右ウイングの方が合っているのでは？と思う。攻撃に比重を置きやすいポジションでプレーした方が良さを出せるのでは？と思う。

68人目： MF 武富孝介 (浦和レッズ→京都サンガ)　・・・　B+

→　熊本や柏でも活躍したシュート精度の高いアタッカー。2012年にJ2の熊本で14ゴールを記録してブレイクした。2019年の夏に曹貴裁監督のパワハラ問題が発生した直後に浦和に電撃移籍した。この移籍は物議を醸したが曹貴裁監督への思いは相当に強いと思われる。京都は1.5列目や2列目の選手がたくさんいるので競争は激しいが「キジェ・チルドレンの1人」である。主力として起用される可能性は高い。　

69人目： GK 福島春樹 (浦和レッズ→京都サンガ)　・・・　C+

→　「大学ナンバー1のキーパー」と評価されて2016年に鳴り物入りで浦和に加入したがGK西川の壁は厚くて高かった。ほとんど出場機会は得られなかった。2020年は当初はセカンドキーパーだったが18歳のGK鈴木彩にベンチ枠を譲るケースも多かった。京都への期限付き移籍となったが21歳のGK若原ならびに経験のあるGK清水圭とのポジション争いになる。出場機会を獲得するのは簡単なことではない。

70人目： DF 今津佑太 (ヴァンフォーレ甲府→サンフレッチェ広島)　・・・　B+

→　闘志あふれるプレーでチームに貢献する184センチの大型CB。大卒1年目の2018年は24試合に出場したが2019年は5試合の出場のみ。停滞のシーズンになったが2020年は36試合で2ゴール。主力としてチームに大貢献した。「J1行きは十分に考えられる。」という状況だったが広島への完全移籍となった。MF柏やDF佐々木翔やMF稲垣など甲府から広島に移籍する大卒の選手は多い。同パターンの移籍になった。

表1. 2020年-2021年オフの移籍市場 (個人別の12段階の評価)

J1	66	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	66	クラブ名	0	9	7	8	12	17	12	0	1	0	0	0	0
	2	コンサドーレ札幌						1	1
	0	ベガルタ仙台
	0	鹿島アントラーズ
	6	浦和レッズ		1		2	1	2
	2	柏レイソル					2
	3	FC東京					1	1	1
	2	川崎フロンターレ				1			1
	2	横浜Fマリノス		1	1
	6	横浜FC					2	3	1
	8	湘南ベルマーレ		1	2			2	3
	8	清水エスパルス		2		2	1	2	1
	4	名古屋グランパス		1	2			1
	1	ガンバ大阪		1
	8	セレッソ大阪		2	2	1		1	2
	0	ヴィッセル神戸
	1	サンフレッチェ広島					1
	0	徳島ヴォルティス
	2	アビスパ福岡					1		1
	5	サガン鳥栖					1	2	1		1
	6	大分トリニータ				2	2	2
J2	108	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	108	クラブ名	0	5	8	14	36	24	13	3	3	0	0	0	2
	7	ブラウブリッツ秋田			1	1	2	1	2
	8	モンテディオ山形		2		1	2	2			1
	5	水戸ホーリーホック					2	3
	2	栃木SC					1		1
	4	ザスパクサツ群馬					1		2	1
	6	大宮アルディージャ			1		2	2							1
	7	ジェフ千葉			1	1	4	1
	3	東京ヴェルディ				1	1		1
	6	町田ゼルビア			1	3	2
	4	SC相模原					1	1		2
	5	ヴァンフォーレ甲府			1	1		3
	11	松本山雅			1		5	2	2		1
	5	アルビレックス新潟		2	1	1			1
	4	ツエーゲン金沢				2	1	1
	2	ジュビロ磐田					1								1
	8	京都サンガ		1		1	4		2
	4	ファジアーノ岡山					2	2
	5	レノファ山口				1	1	1	2
	1	愛媛FC					1
	9	ギラヴァンツ北九州			1		3	4			1
	0	V・ファーレン長崎
	2	FC琉球				1		1
J3	26	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
	26	クラブ名	0	0	1	2	3	7	8	4	0	0	0	0	1
	2	ヴァンラーレ八戸						1							1
	1	いわてグルージャ盛岡						1
	0	福島ユナイテッド
	0	Y.S.C.C.横浜
	4	長野パルセイロ							4
	2	カターレ富山						1	1
	1	藤枝MYFC								1
	1	アスルクラロ沼津							1
	0	FC岐阜
	5	ガイナーレ鳥取					1		2	2
	3	カマタマーレ讃岐					1	2
	3	FC今治				1	1	1
	2	ロアッソ熊本			1			1
	0	テゲバジャーロ宮崎
	2	鹿児島ユナイテッド				1				1
200		合計	0	14	16	24	51	48	33	7	4	0	0	0	3