鹿島アントラーズ→ 開幕4連敗と最悪のスタートを切った鹿島だったが試合を重ねるごとにチームが成熟されて最終的にはACLの出場権争いに絡んだ。GK沖やMF荒木遼など若手もたくさん台頭したので「収穫の多いシーズンになった。」と言えるだろう。右肩上がりのシーズンになったこともあって今オフは静かなオフになると思われる。就任1年目のザーゴ監督の続投は濃厚。2021年はリーグタイトル奪回が期待される。
3人の高校生と3人の大学生の加入が内定しているがFW染野やGK山田大やMF松村優など年代別代表クラスのビッグネーム揃いだった昨オフと比べるとネームバリューは乏しい。華やかさでは少し劣るが加入が決まった3人の大学生には即戦力の期待がかかる。GK早川(明治大)は187センチの大型キーパーで、DF林尚輝(大阪体育大)は181センチのCBで、横浜FMユース出身のDF常本(明治大)は右SBを主戦場とする。
これまでは外国人選手の動向が話題の中心になっている。FC東京に期限付き移籍しているMFレアンドロはそのままFC東京に完全移籍することが濃厚になっている。17ゴールを記録するなど得点源になったFWエヴェラウドには広州富力が興味を示している。FW上田がいるとは言ってもFWエヴェラウドが抜けると大変である。ただ、相手方が破格の移籍を支払ってくれるのであれば退団を容認することもあり得る。
獲得候補に名前が挙がったのはボランチのMFディエゴ・ピトゥカ(サントス)とCBのDFサビーノ(サントス)の2人になる。MFレオ・シルバの年齢ならびにセットプレーでの失点の多さを考えると「ボランチならびにCBが今オフの補強ポイント」と言えるのでボランチとCBの候補の名前が出てきたのは納得できるがCBのDFサビーノについては「ガセネタの可能性が高まった。」と言える。現時点では実現の可能性は低い。
一方のMFディエゴ・ピトゥカについては多くの情報が流れている。「鹿島が移籍金を増額して再獲得のオファーを出した。」と報道されたが、その後、「サントスはオファーを断る意向」と報じられた。本腰を入れて鹿島が獲得に乗り出している可能性もあるが「名前を利用されただけ」という可能性もある。「年俸などを吊り上げるために好条件のオファーが届いている。」という情報を流す代理人は少なくない。
その他では期限付き移籍先の徳島でエースに成長してゴールを量産したFW垣田に対して清水が興味を示している。金沢で3年間、徳島で1年間プレーしているがいずれも期限付き移籍だった。鹿島に戻ってもFWエヴェラウドがいてFW上田がいる状況であれば出番を得るのはかなり難しい。FW垣田の決断に注目が集まる。その他では「左利きのアタッカー」や「計算のできる右SB」も確保したいところである。
浦和レッズ→ 「3年計画の1年目」だったが31節を終えた時点で13勝12敗7分けで10位となる。勝ち点「46」なので例年であっても残留争いとは無縁な成績になるがJリーグ屈指の名門クラブであることを考えるとやや物足りない成績である。大槻監督の仕事ぶりに対しては賛否両論あったが今シーズン限りで退任することが発表されている。仙台に6対0で大勝するなど波に乗った時期もあったが長くは続かなかった。
後任監督として徳島のリカルド・ロドリゲス監督の名前が挙がっており、「就任が決定的」と言える。かなり早い段階でリカルド・ロドリゲス監督の名前が出たので「徳島側への影響は大きいのでは?」と思われたが徳島は41節でJ1昇格を決めることが出来た。最終節は福岡戦(A)。J2優勝をかけた大一番になるがJ1とJ2の全日程が終了した後、早い段階でリカルド・ロドリゲス監督の就任のニュースが流れるだろう。
注目されるのは「徳島の選手をどのくらい引き連れて浦和にやって来るか?」である。ペトロヴィッチ監督が広島から浦和に移ったときはその後の数年間で広島時代の教え子などをたくさん獲得した。「サンフレッズ浦和」と揶揄されたが自分のサッカーをよく知っている選手を連れていきたいと考えるのは監督として自然なことである。徳島のJ1昇格が決定した翌日には早くもMF渡井(徳島)の移籍話が浮上した。
MF岩尾(徳島)、FW垣田(鹿島)、MF岸本(徳島)、MF小西(徳島)あたりは「今オフに徳島から浦和に移籍しても不思議はない選手」と言える。当然、あまりにもたくさんの選手を徳島から獲得するようだと浦和が批判をされる。やりすぎるのは良くない。退団が決まっているのはMFエヴェルトンとMFマルティノスの2人になる。さらにはMF武富の京都への移籍もほぼ確実で、MF青木拓にもFC東京への移籍話が浮上している。
新しいサッカーに合いそうな選手をたくさん獲得して合いそうもない選手はあらかじめ放出するのがベターである。今オフはとにかく期間が短いので「慌しいオフになる可能性大」と言える。一方、加入が有力視されているのはボランチのMF金子大(湘南)になる。どちらかというと守備に特徴のある選手である。MF阿部勇やMF柏木も退団の可能性が考えられるのでボランチの顔ぶれが大きく変わる可能性が高い。
加入が内定している新卒の選手は左利きのドリブラーのMF大久保智明(中央大)、ボランチのMF伊藤敦(流通経済大)、CB兼ボランチのDF藤原優(青森山田高)の3人になる。32試合で51失点だったことを考えると「CBが補強ポイント」と言える。リカルド・ロドリゲス監督は3バックを採用するケースも多いことを考えるとなおさらである。日本には少ないが「空中戦に強くてフィードの上手な大型CB」を獲得したい。
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