■ 「3年計画の1年目」となる浦和浦和は28節を終えた時点で13勝11敗6分け。9位に位置する。開幕前の評価は低くて「残留争いに巻き込まれるのでは?」という意見も少なくなかったことを考えるとまずまずの1年になったと言える。特に秋以降はMF汰木とMFマルティノスの両サイドの突破からチャンスを作ってベテランのFW興梠が仕留める形が確立されて勝ち点を積み上げた。23節の仙台戦(H)は6対0、24節のC大阪戦(H)は3対1で勝利している。
「3年計画」ということもあって「大槻監督は続投するのだろう?」と思われていたが11月初めに曹貴裁監督が監督候補として浮上した。ただ、その後、曹貴裁監督は京都の監督就任が有力となった。曹貴裁監督にフラれたのか?そもそもとして曹貴裁監督への接触はなかったのか?曹貴裁監督の名前を出してサポーターなど世間の反応をうかがったものの芳しくなかったので立ち消えになったのか?は分からない。
いずれにしても曹貴裁監督の線はなくなって「やっぱり大槻監督の続投なのだろう。」と思っていたが現・徳島のリカルド・ロドリゲス監督の就任が確実となった。スポーツ報知は「内定」、スポニチは「交渉は順調に進んで既に条件面などで基本合意した。」と報じている。日刊スポーツも「招聘に動いていることが11月24日までに分かった。」と報じており、デイリースポーツも「ロドリゲス氏に一本化」と報じた。
いきなりほとんどの主要なスポーツ新聞が報じたことで「リカルド・ロドリゲス監督の浦和行きはほぼ確実」と言える状況になったが浦和にとっては当然のことながら「いいニュース」と言える。大槻監督はサイド攻撃を重視したサッカーを展開したので路線は大きく異なるがペトロヴィッチ監督のときはコンビネーションサッカーで結果を残しており、パスをつなぐサッカーに戻るのは確実と言える状況になった。
■ 浦和にとっては願ってもない監督浦和も若返りが急務である。34歳のFW興梠はここまで9ゴールを挙げるなど今シーズンも2桁ゴールをクリアできそうな状況になっているがDF槙野、MF柏木、GK西川などが30歳を大きく超えており、次世代の浦和を担うような若手も決して多くない。徳島ではたくさんの若手を抜擢しつつ、結果も残してきたリカルド・ロドリゲス監督というのは世代交代を進めないといけない浦和にとっては願ってもない監督である。
大変なのは徳島である。すでに後任監督として吉田達磨監督やクラモフスキー監督の名前が挙がっている。J1に昇格できた場合でも、J1に昇格できなかった場合でも、リカルド・ロドリゲス監督の続投は難しいと判断していろいろとフロントは動いてきたと思うが、J2は残り7節。大詰めを迎えている中での「監督退任のニュース」である。J2の昇格争いの行方を大きく左右するニュースになることも十分に考えられる。
35節を終えた時点で徳島は勝ち点「71」。首位を走っているが2位の福岡も勝ち点「69」を獲得している。その差は「2」。3位の長崎も勝ち点「66」を得ているので1位の徳島と3位の長崎の差は「5」のみである。徳島が有利な状況であることは間違いないが「5差」なので油断はできない。特に最終節(=42節)がアウェイの福岡戦であることを考えると徳島は是が非でも41節までにJ1昇格を決めたいところである。
■ J2の最終節は12月20日(日)監督交代の噂が流れた11月25日(水)にもホームの町田戦が予定されている。J1昇格ならびにJ2優勝に向かって邁進している最中に飛び込んできたニュースが好調なチームに水を差すのは確実である。「高確率で来シーズンは徳島にいないだろう監督」となると同じような言葉でも選手の受け止め方は大きく変わってくるだろう。本ニュースを聞いて、一番、喜んでいるのは福岡ならびに長崎の関係者だろう。
J2の昇格争いが盛り上がっている中、「なぜ、この時期にこういうニュースをメディアは流すのか?」と思うところもある。ただ、J1もJ2もJ3も試合がたくさん残っているとは言っても11月も下旬である。契約満了のニュースが流れる時期に入っている。徳島側がこのタイミングで監督交代の噂を流してもマイナスにしかならないことは明らかなので浦和側からのリークだと思うが浦和を一方的に攻めるのも酷である。
「選手の移籍や監督の去就のニュースが終盤戦のJリーグの優勝争いや昇格争いの行方に大きな影響を及ぼす」というのはコロナの影響でイレギュラーな1年になった今シーズンのJリーグでは十分に考えられた話になるがこれほど大きな影響を及ぼすニュースが流れとは思わなかった。J2は残り7節。J1昇格ならびにJ2優勝に向けて順調だった徳島にとってはウキウキな気分がすべて吹っ飛ぶようなニュースである。
例年であれば「リカルド・ロドリゲス監督の退団ならびに浦和行き」が決まっていたとしても公にはならずにJ2のリーグ戦を全て終えることができたと思うが今年のJ2の最終節は12月20日(日)なので年末までリーグ戦が行われる。リーグ戦が行われている最中にいろいろな動きがメディアに流れてしまうのも致し方ない。至る所でコロナの影響が出ているがJ2の昇格争いにも大きな影響を及ぼすことになった。
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