■ 静かなオフになる可能性は高い。 11月下旬に突入したがJ1は6節、J2は7節、J3は5節が残っている。例年であればJ2はプレーオフを残すのみ、J1とJ3も残りは2節ほどなので新型コロナの影響でタイトな日程になっているが、大きな影響を受けるのはストーブリーグである。2月中旬にはJリーグの新シーズンが開幕する予定なのでキャンプインの時期を遅らせることはできない。「20年-21年のストーブリーグは極端に短くなる。」というのは確実である。
11月23日(月)に八戸が今シーズン限りで契約満了になる選手を発表しているが「オフに監督交代を実施するクラブは少なくなる。」、「オフの選手の入れ替えは少なくなる。」と思われる。特に2021年のJ1は20チーム制で、かつ、降格枠が「4」になるので残留争いは例年と比べると熾烈になることが予想される。「リスクを冒して監督や選手を入れ替えるのは得策ではない。」と考えるクラブが多くなると思われる。
例年と比べると静かなオフになる可能性は高いがすでにいくつかの移籍話が浮上している。FW斉藤光(横浜FC→ロンメルSK)の移籍が確定して、MF原川(鳥栖→C大阪?)やFW渡邉千(G大阪→横浜FC?)の移籍が決定的となったが、今オフ、欧州やブラジルなどから選手を獲得するのはなかなか難しいと思われる。コロナの影響で現地に出向いて視察をするのは困難なので国内移籍の割合が高まると考えられる。
外国人選手の国内移籍が多くなることは確実である。また、比較的、コロナの被害が小さいとされる韓国や中国やタイでプレーする選手を獲得しようとするクラブも多くなると思われる。新型コロナの影響で外国人補強もいろいろと見直さないといけない状況になっているが「J2からJ1のクラブに個人昇格を果たす選手」や「J3からJ2のクラブに個人昇格を果たす選手」も例年と比べると多くなることが予想される。
■ 多くなりそうな個人昇格 今シーズンもJ1ではMF坂元(山形→C大阪)などが上のステージで華々しい活躍を見せている。「J1でも十分に活躍できるJ2の選手」や「J2でも十分に活躍できるJ3の選手」はたくさんいると思われる。J2の選手ではFW小川航(磐田)、MF伊藤洋(磐田)、FWルキアン(磐田)、FWディサロ・燦・シルヴァーノ(北九州)、FW町野(北九州)、MF本間至(新潟)、MF上門(岡山)、FW平戸(町田)などが個人昇格候補に挙げられる。
J3の選手ではFW谷口海(熊本)、MF中原輝(熊本)、FWホムロ(SC相模原)、MF粟飯原(FC岐阜)、MF魚里(鳥取)、DF井上黎(鳥取)、MF三田尚(長野)などが個人昇格候補に挙げられる。もちろん、どの選手にとってもベストなのは「自チームを昇格させてチームメイトと一緒に上のステージに挑戦すること」になるがすでに昇格が難しくなっているクラブも少なくない。となると上を目指す場合は個人昇格を選択せざる得ない。
「どの選手が上のカテゴリーのクラブから評価を受けて上のカテゴリーに挑戦するのか?」は今オフの移籍市場の大きな注目点に挙げられるがまず最初に名前が出てきたのはDF岡村大(群馬)だった。大卒2年目になるがここまで全試合でスタメンフル出場を果たしている。群馬は下位に低迷しており、難しいシーズンになっているが、個人としては大飛躍のシーズンになっており、1ゴールを記録している。
大卒1年目だった2019年はJ3で3試合の出場のみだった。夏にはJFLのテゲバジャーロ宮崎に期限付き移籍して9試合に出場している。経験を積んでチームに戻ってきたが手薄だったCBの定位置を確保した。35試合で57失点なので「チームの失点数は少なくない。」と言わざる得ないがすでに札幌などが獲得に興味を示しており、「複数クラブが獲得に乗り出しているが札幌が一歩リードしている。」と報じられた。
■ 「DF岡村大の流出」は確実 「交渉は大詰めで近日中にも結論が出る。」とスポニチは報じているが個人的には驚きのニュースだった。大卒2年目で183センチの長身のDF岡村大はフィジカルが強くてパワーとタフさを持ったCBである。1997年の早生まれで「東京世代」になるので若さや将来性も魅力と言えるが札幌を含めたJ1のクラブが関心を寄せて、かつ、争奪戦に発展するクラスの選手とは全く思っていなかったのでびっくりである。
どちらかというと秋以降にCBコンビを組むケースが多くなっている大卒1年目のDF川上優の方が「潜在能力が高くてJ2の有力クラブなどが獲得に乗り出してもおかしくない選手」と思っていた。DF岡村大については「J2でプレーするレギュラー級のCBの中では一番下のクラスのCB」と評価していたので予想外の展開と言えるが札幌を含めた複数のJ1のクラブが獲得に乗り出したということは現場での評価は高いのだろう。
「フィードが上手なイメージ」はないのでその点は札幌で磨く必要がある。現時点で即戦力とは考えにくくて札幌で活躍するところはイメージしにくいが「思ってもみなかった選手がJ1のクラブから評価されてステップアップする。」というのは面白い。Jリーグ全体の活性化にもつながるので歓迎すべき動きと言える。札幌はCBの駒自体はそこそこ豊富であることを考えると「誰かの流出」があるのかもしれない。
札幌に移籍するのか?否か?はともかくとして、複数のJ1のクラブが関心を示したことで「DF岡村大の流出」は確実となった。大卒1年目のDF川上優が台頭したとは言ってももともと手薄だったCBがさらに手薄になる群馬はCBの補強を行わないといけない。「J1で出場機会に恵まれていないCB」 or 「J3で活躍して評価を高めたCB」 or 「プロ入りを目指す大学4年生のCB」の獲得を目指すことになるだろう。
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