■ J2昇格とJ3優勝が決定!!! 11月14日(土)に行われた27節のFC岐阜戦(H)で勝利して「J2昇格に王手」をかけていた秋田は11月18日(水)にアウェイのパナソニックスタジアム吹田でG大阪U-23と対戦した。「勝てば無条件でJ2初昇格が決まる。」という大一番だったがエースのFW中村亮が2ゴールを挙げる大活躍を見せて2対0でG大阪U-23に勝利した。開幕から28試合負けなしとなった秋田は2位以内が確定して「悲願のJ2昇格」を達成した。
さらには「秋田が勝利して、かつ、2位の長野が敗れた場合はJ3優勝も決まる。」という状況だったが2位の長野は後半49分にMF新井光に決勝ゴールを決められてホームで鳥取に0対1で敗れた。2つの試合はどちらも19時キックオフ。同じ時間帯に行われたが秋田の勝利が決まった瞬間、J2昇格のみならず、J3優勝も決定した。首位の秋田と2位の長野の差は「19」。残り6試合で逆転不可能な勝ち点差になった。
G大阪U-23も健闘した。当然のことながら、自分たちのホームスタジアムで相手チームが喜ぶ姿は見たくない。ここに来てFW唐山やMF奧野などJ3で主力を張っていた選手がトップチームの練習に参加してプレー機会を得ていることもあってこの日も高校生中心のメンバー構成だった。DF山口竜やDF松田陸もベンチスタートだったので「フレッシュなスタメン」だったが0対2になった後はG大阪U-23が攻め込んだ。
G大阪U-23で目立ったのは高校2年生のレフティのMF中村仁だった。年代別の日本代表にも召集されているテクニシャンは個人技から少なくない数のシュートチャンスを作った。MF中村仁を中心にチャンスを作ったが最後までゴールを奪うことは出来なかった。「秋田の無敗記録を止めたい。」という強い思いで選手たちはプレーしたと思うが力及ばず。若手がほとんどだったのでいい経験になったのは間違いない。
■ 「2度目のJ3制覇」を達成 秋田は2017年に次いで2度目のJ3制覇となったが2017年のときはJ2ライセンスを取得できなかったので昇格は見送りとなった。「成績や実力的には数年前からJ2レベルだった。」と言えるが2018年と2019年はともにJ3で8位に終わった。過去2年間は思うような成績を残せずに苦労したがついに昇格の切符を勝ち取った。来シーズンは初めてJ2に挑戦することになるが大きな注目と期待が集まるのは確実である。
近年のJ2は昇格組の頑張りが目立つ。2019年は昇格1年目のFC琉球が開幕4連勝。好スタートを切って大きな注目を集めた。今シーズンは同じく昇格1年目の北九州が快進撃を見せた。さすがに「J1初昇格」は難しくなっているがずっと上位争いに参加している。現在4位の北九州は4位 or 5位 or 6位あたりでシーズンを終える可能性が高まっているが「今シーズンの北九州の順位」は秋田にとって目標になるだろう。
通常のレギュレーションに戻るのであれば「まずはJ2残留」が1つの目標になると思うがJ3でこれだけの強さを発揮しているチームなので2021年のJ2で17位や18位や19位あたりの順位になってJ2残留を果たしたとしてもあまり評価されないだろう。北九州が快進撃を見せたことで昇格組に対するハードルが高くなった。「J3王者の秋田がJ2でどのくらいの成績を残すのか?」は2021年のJ2の大きな注目点になる。
■ 主力をどこまで引き留められるか? 「主力をどこまで引き留めることが出来るか?」がオフの注目点になる。GK田中雄とMF江口はJ3で年間MVP級の活躍を見せており、GK田中雄、MF江口、DF韓浩康、DF千田、FW中村亮などはJ3でベストイレブン級の働きを見せており、DF鈴木準、MF沖野、FW井上直、MF齋藤恵なども大きく高めた。この半年間で評価が急上昇した選手がたくさんいることを考えると「主力数名が流出する可能性はある。」と言える。
2018年のJ3王者のFC琉球はJ2に昇格したタイミングで主力数名と金鍾成監督を引き抜かれている。昨オフの群馬もFW高澤、GK吉田舜、DF吉田将の大卒ルーキートリオを引き抜かれた。「J2に昇格出来れば主力が流出する確率は一気に下がる。」と言えるのは間違いないがより良い条件のオファーが届いた場合にドライな選択をする選手は増えてきた。秋田のフロントやサポーターも安心はできない。
J2で初年度から上位争いに参加するためには効果的な補強を行って戦力を充実させる必要がある。今シーズンはカウンターとセットプレーが絶対的な武器になったがJ2とJ3ではリーグ全体の平均身長は2センチくらいは違う。「セットプレーは大きな武器になりにくくなる。」と言える。「カウンターとセットプレー以外でどのくらいのゴールを奪うことが出来るのか?」が2021年の秋田のキーポイントになると考えられる。
具体的に補強ポイントを挙げると
・2列目のアタッカー
・左利きの左SB
・左利きのプレイスキッカー
・軸になれるCF系の選手
あたりになる。特に左利きの選手はキーパーを除くと左SBのDF田中雄くらいである。キーパーはGK田中雄がフルタイム出場を果たしている。左SBはDF鎌田やDF輪笠など起用されており、ベテランのDF田中雄はベンチ入りの機会すら一度もない。結局、今シーズンの秋田は「プレー時間を得た選手は全員が右利きの選手」である。「左利きの左SB」や「左利きのプレイスキッカー」を獲得できると戦略の幅は広がる。
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