■ ついに75%という数字をクリア J2は32節が終了した。全チームが32試合を消化しているので「J2全体では76.1%」を消化したことになる。リーグ戦成立の1つの条件に挙げられた75%という数字をクリアしたことになる。「既定の試合数を満たせずにリーグ戦が不成立に終わる。」という最悪の事態は免れることが出来た。ここに来て、再び、Jリーガーの感染者が増えてきたがJ2は9節の大宮 vs 福岡が延期になっただけ。順調に消化できている。
残りは10節となった。終盤戦に差し掛かっているが自動昇格争いは3強の争いになっている。ここ12試合でわずか1勝のみと苦しんでいる北九州はついに6位に転落した。新潟が4位、甲府が5位に浮上したが、2位の福岡と4位の新潟の差が「10」。残りは10試合なので「残り試合数=勝ち点差」となった。31節を終えた時点では「残り試合数<勝ち点差」だったが新潟が勝利して福岡が敗れたことで差が一気に縮まった。
5位の甲府も同じ勝ち点「52」なので『新潟と甲府にもJ1昇格の可能性はある。』と言えるが『上位3チームのうちの2チームが大失速しないといけない。』という条件はきつい。『自動昇格争いは3強(徳島・福岡・長崎)に絞られた。』と言っても過言ではない。得失点差は徳島が「+27」、福岡は「+13」、長崎は「+16」となる。得失点差では徳島がかなり有利である。首位の徳島と2位の福岡の差は「3」となった。
J2の自動昇格争いは面白い展開になっているが直近の32節は徳島戦が土曜開催で、福岡戦は日曜日の昼間の試合、長崎戦は日曜日の夜の試合になった。この時期になると「試合がどのタイミングで開催されるのか?」も重要なポイントになる。ライバルの結果を知った上で試合がスタートする場合は「余計なこと」も考えてしまうが同日の昼間の試合で福岡が敗れたことは長崎にとってはエネルギーになったと思われる。
■ 2位の福岡との差は「2」まで接近 「勝てば2位の福岡との差が「2」となる。」というシチュエーションでアウェイの群馬戦を戦った長崎だったが前半13分にCKからDF川上優に決められて失点。リードを許す展開になった。前半30分あたりまで長崎はほとんど形を作れず。「群馬の一方的な展開」になった。長崎の取りこぼしを期待しながら試合を観ていた徳島や福岡の関係者にとっては「いい展開」だったが2ゴールを奪った長崎が逆転勝利を飾った。
ヒーローになったのはFWエジガル・ジュニオだった。2019年はJ1で16試合に出場して11ゴールを挙げているFWエジガル・ジュニオを10月末に期限付き移籍で獲得したのは驚きだったが3試合で3ゴール。30節の水戸戦(H)では途中出場で移籍後初出場&初ゴールを記録したが「さすがの決定力」で勝利の立役者になった。2ゴールの場面以外はあまり目立たなかったが「ここぞの場面」でしっかりと仕事をした。
ACLの外国人枠の問題もあって横浜FMから長崎に期限付き移籍することになったと思うがJ2の各クラブにとっては迷惑な話である。特に熾烈な昇格争いを繰り広げている最中の徳島ならびに福岡にとっては迷惑極まりない話である。FWエジガル・ジュニオが加入してから長崎は3連勝。3試合で計9ゴールを奪っている。前年度はJ1の優勝クラブでエースだった選手である。早くもJ2の生態系を破壊し始めている。
FWエジガル・ジュニオとほぼ同時期に長崎に加入したCBのDF庄司もスタメンフル出場。勝利に貢献した。「DF角田とDF二見のCBコンビが基本。DFフレイレとDF鹿山がCBの控え」という序列になっているがDF角田は37歳の大ベテランである。DFフレイレは例の件で4試合の出場停止を食らうなどいろいろと不安定である。DF鹿山も大卒2年目で経験の乏しい選手であることを考えるとDF庄司を獲得できたのも良かった。
■ 長崎にとってポジティブに考えられるのは・・・。 J2の面白いところは「J1で出場機会に恵まれなかった選手がシーズン途中に加入して即戦力になるケースが多い点」である。J1のクラブがシーズン途中に即戦力となる選手を獲得するのはなかなか難しいがJ2は全体のレベルが下がるので「J1の有力クラブで出場機会に恵まれなかった選手」であってもJ2全体に大きなインパクトを残せる可能性がある。「ライバルクラブにとっては迷惑な補強」が頻繁に発生する。
首位の徳島との差は「5」、2位の福岡との差は「2」となった。福岡と長崎の差が縮まったことで自動昇格争いはさらに面白い展開になった。残り10試合となったが長崎にとってポジティブに考えられるのは
・残り10試合のうち、7試合がホーム戦である点。
・ホームでは10勝2敗2分けと好成績を残している点。
・11月中は下位とのホーム戦がたくさん組まれている点。
・最終節(=42節)が福岡 vs 徳島になる点。
・2人の新加入選手が早くもフィットして戦力になっている点。
である。今シーズンの長崎はホームでは10勝2敗2分け。J2で最高の成績を残している。33節が岡山(H)、34節がFC琉球(H)、35節が千葉(A)、36節が松本山雅(H)、37節が新潟(H)なので、11月中の残り5試合のうち4試合がホームになる。「下位チームとのホーム戦が多いので11月中に徳島あるいは福岡を抜いて長崎が自動昇格圏に浮上すること」は十分に考えられる。大事な最終節(=42節)はホームの金沢戦になる。
「41節までにJ1昇格を決めれたら最高」と言えるが最終節までもつれる可能性大である。徳島と福岡は「どちらか or 両方」が最終節で勝ち点を取り逃がすので「勝てば福岡 vs 徳島の結果に関係なく長崎の2位以内が確定する。」という状況を作りたい。逆に「長崎の試合に関係なく徳島 vs 福岡が引き分けに終わったら徳島と福岡のJ1昇格が決まる。」というのは避けたい。その場合はほぼノーチャンスである。
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