■ 不祥事が目立つサッカー界ここ最近、サッカー関係者の不祥事が続いている。松本山雅や讃岐などでプレーしたFW木島徹が試合中のラフプレーで契約解除になったニュースも大きな話題になったが仙台のMF道渕のDV騒動はワイドショーなどもこぞって取り上げるほどの関心を集めた。同じ時期に発覚した新潟の外国人選手2人の「飲酒運転騒動」は仙台の件に少し隠れる形になったが「フロントが隠ぺいをしたのでは?」と批判されている。
新潟の是永社長は「隠ぺいの意図」に関しては強く否定をしているが責任を取る形で社長の座を退くことになった。アルビレックス新潟Sで結果を残した是永社長は「クラブの切り札」だったので極めて残念な形でチームを離れることになった。さらにはG大阪のFWアデミウソンの「飲酒運転騒動」も世間一般から大きな批判を浴びている。「繁華街のミナミで遊び歩いた末の接触事故」なのでイメージは最悪である。
FWアデミウソンは自宅謹慎となったが「契約解除は避けられない。」と言える。車関係のトラブルが目立つが11月5日(木)に栃木サッカークラブレディースに所属する青木春菜選手が宇都宮市内で車を運転しているときにひき逃げをして重傷を負わせるという不祥事が発生した。「青木容疑者はそのまま立ち去った疑いが持たれている。」、「被害者の55歳の女性は頭を強く打つなどして重傷です。」と報じられている。
「女性は工事のため車道に設置された迂回路を歩いていた。」という。工事現場の近くということを考えると「そこまでのスピードは出ていなかったのでは?」と思うが「頭を強く打つなどして重傷」というと大きな事故である。どんな事故でも「逃げてしまったらOUT」であるが本件は一刻を争う事態だった可能性が高いので余計にイメージは悪い。1人の女性の生死にかかわる取り返しのつかない事故になってしまった。
■ 報道されている情報を整理すると・・・。報道によると
・サッカー練習場から自宅に帰る途中に事故を起こした。
・一旦は現場を離れた。
・前を走っていたチームメイトから「戻った方がいい」と言われた。
・数十分後に現場に戻った。
・「ぶつかったのは間違いないが人だとは思わなかった。」と容疑を一部否認している。
という。「免許が失効だったのでは?」とも報道されているがその件については所属クラブが公式サイトで「その件に関しては確認中です。」とコメントしている。人身事故を起こした経験がないのですべては憶測になるが「パニックになる。」というのはある意味では仕方がないと思う。冷静に対処できる人の方が少ないと思うが「青木容疑者が逃げたことで女性が助からない確率が高まった可能性大」である。
「ひき逃げ容疑で女子サッカー選手が逮捕」と大きく取り上げられているが、先日、「人気俳優だった伊藤健太郎さんが過失運転致傷と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。」というニュースが全国に駆け巡って、しばらく、この話題でワイドショーなどは持ちきりだった。平常時であれば今回の青木容疑者の件はここまで大きく報道されなかったと思うが伊藤健太郎さんの件があったので大きく報じられたと思われる。
「事故を起こしたタイミングも最悪だった。」と言えるが女性の怪我の具合が心配される。当然、新潟の「飲酒運転騒動」も許されない行為である。大惨事になる可能性はあったが少なくとも被害者は発生しなかった。FWアデミウソンの件は接触事故なので被害は発生しているが物損事故と考えられるので生命にかかわるような不祥事ではなかったと言える。青木容疑者の件は重傷の被害者がいるという点で大きく異なる。
■ 栃木県リーグは6部相当「契約解除になるのは確実」と言えるが疑問に感じるのは青木容疑者をサッカー選手と表現するのは正しいのか?という点である。所属は「栃木SCレディース」になるが彼女の名前を知らなかったどころか、栃木SCにレディースがあることすら知らなかった。調べてみると今シーズンは県リーグに所属している。なでしこリーグは1部と2部があるが「栃木SCレディースが所属する県リーグは6部に相当する。」という。
「サッカーファミリーの1人」であることは間違いないがJ2の栃木SCの男子選手でさえ、ほとんどの選手はいい給料をもらっていないと思われる。女子であればなおさらである。青木容疑者に関しては「会社員で女子サッカーチームの栃木サッカークラブレディースに所属する」とメディアが報じているので「他に仕事をしながらサッカーも頑張ってきた。」と思うが「女子のサッカー選手」という表現は適切ではないと思う。
「男子の県リーグ1部でプレーする選手」は全国各地にたくさんいるが「彼らをサッカー選手と表現するのか?」というと「普通はNo」である。一般的な意味合いでのサッカー選手というのは「プロあるいはプロに近い待遇を受けてサッカーで生計を立てている選手のこと」である。県リーグでプレーする男子プレーヤーがひき逃げ事故を起こしても元Jリーガーでもない限りは「サッカー選手」とは報道されないだろう。
「普通の会社員がひき逃げ事件を起こす。」というのは日本でもそれなりの頻度で発生しているはず。特に珍しいことではないと思うが、当然、それらの事故が大きく報道されることはほぼない。今回、青木容疑者が起こした事故ならびにその後の対処は批判をされるべきであり、擁護のしようもないが、「女子サッカー選手が事故を起こした!!!」とこれほどまでに大々的に報じられるのはいかがなものか?と思う。
プロ化に向けて動きを進めている女子サッカー界にとっても大きなマイナスである。イメージダウンは避けられない。「女子サッカー選手がひき逃げ事件を起こした。」とだけ聞くと女子サッカーどころか、なでしこジャパンに対しても悪いイメージを抱く人が出てくると思うが、今回の件は、あくまでも「6部リーグに相当する県リーグでプレーする選手の不祥事」である。そこまで監視の目を光らせるのは無理である。
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