■ 最後のミニ大阪ダービーはドロー今シーズン限りでG大阪U-23ならびにC大阪U-23は活動停止となる。10月25日(日)にヤンマースタジアム長居で行われたC大阪U-23とG大阪U-23の試合が「(ひとまず)最後のミニ大阪ダービー」となった。数年後、G大阪U-23やC大阪U-23が復活することは十分に考えられるが前半21分にC大阪U-23のFW藤尾が先制ゴールを決めた後、後半14分にG大阪U-23のMF伊勢が同点ゴールを決めて1対1の同点に追いついた。
これまでの通算成績は3勝3敗3分けのイーブン。最後のダービーなのでどちらも「最後に勝利して勝ち越して終わりたい。」という思いはあったと思うが決勝ゴールは生まれなかった。基本的にはG大阪U-23がペースを握る展開になったが終盤はC大阪U-23がゴール前に迫る回数が増えた。7ゴールを挙げているFW藤尾を中心に攻め込んだが後半40分のMF吉田有のシュートはバー直撃。勝ち越し点とはならなかった。
最後のミニ大阪ダービーはドロー決着となったので通算成績は3勝4敗3分けとなった。MF堂安律が中心となった2016年はG大阪U-23がダブルを達成したが2017年以降はC大阪U-23が優勢だった。2017年と2018年と1勝1分け。2019年は1勝1敗だった。2019年のダービーは17節の長居での試合は4対1でG大阪U-23が大勝したが吹田での試合はFW中島元が後半46分に劇的な決勝FKを決めてC大阪U-23が勝利した。
U-23に限った話ではないが「大阪ダービーでは負けられない。」、「大阪ダービーでは負けてはいけない。」という思いはどちらのチームも強かった。J3の直接対決に限らず、リーグ戦の順位でも「G大阪U-23には負けられない。」 or 「C大阪U-23には負けられない。」 という思いは強かったはず。G大阪とC大阪の両方がJ3のリーグ戦に参戦して切磋琢磨する環境になったのは双方にとって大きなプラスだった。