ツエーゲン金沢→ 柳下監督が就任して4年目になる金沢は26節を終えた時点で10勝8敗8分けで勝ち点「38」を稼いでいる。6試合負けなし中。8位まで順位を上げてきた。2位の福岡との差は「14」。自動昇格というのはさすがに難しいが「ノーチャンスではない。」と言える勝ち点差である。26試合で40得点を奪っているがこれは45得点の水戸、41得点の徳島に次いでJ2で3番目に多い得点数になる。「攻撃力はJ2屈指」と言える。
就任1年目の2017年は17位だったが、2018年は13位、2019年は11位だった。昇格1年目で大躍進した2015年は最終的には12位に終わっているので「2019年の11位というのがクラブ史上最高成績」になるがここまで8位。「クラブ史上最高成績」を狙えるポジションに位置する。2016年は21位で栃木SCとの入替戦に進んでいるので「柳下監督が就任してから4年連続で前年の順位を上回る可能性がある。」と言える。
先のとおり、J1昇格はかなり難しい。「2021年もJ2で戦うのはほぼ確実」と言える状況になっているがまず注目されるのは柳下監督の去就になる。今年が就任4年目。長期政権になっているので「いつ監督が代わってもおかしくない状況」になっている。60才になったが「若手を育てる能力」は日本屈指である。長期的な視野でチームを作ろうとするJ1のクラブやJ2の有力クラブが引き抜きを画策しても不思議はない。