ギラヴァンツ北九州→ 前半戦(1節-21節)を首位で折り返した北九州は昇格1年目ながら快進撃を見せている。今シーズンのJ2の話題の中心になっているが21節から5試合勝ちなし中と苦しんでいる。10連勝中の福岡に抜かれてついに3位に転落したが踏ん張りどころを迎えている。依然として2位の福岡との差は「3」のみなので「逆転可能な勝ち点差」と言えるが福岡県で活動する福岡と北九州のここ最近の戦いぶりは対照的である。
大きな注目が集まった24節の福岡ダービーを落としたのは痛恨だった。「徳島ならびに福岡に離されずに付いていけるのか?」が目下の最大の注目点になるが、仮にJ1昇格を逃した場合、個人としての評価を大きく高めた選手が多いチームなのでオフの移籍市場で草刈り場になる可能性は否定できない。J1に昇格した場合でも数名の主力が流出すると思うがJ1昇格に失敗した場合は大参事になる可能性が高い。
徳島や福岡や長崎などは仮に今シーズンのJ2で昇格を逃したとしても来シーズンも昇格のチャンスはあると言える。「昇格候補」として来シーズンの開幕戦を迎える可能性は高いが北九州の事情は大きく異なる。「次にいつJ1昇格のチャンスがやって来るのか?」は分からないので是が非でもJ1昇格の切符を勝ち取りたい。残りは17試合になったが「クラブの未来を賭けた17試合になる。」と言っても過言ではないだろう。
「2021年のカテゴリーがJ1になるのか?J2になるのか?」でオフの動き方は大きく変わって来ると思うがいずれにして「主力の引き止め作業」が最優先になる。とにかくこの1年間で評価を大きく高めた選手がたくさんいるので「北九州の若手の獲得」を画策しているJリーグのクラブはたくさんあると考えられる。MF高橋大、MF椿、MF國分将など期限付き移籍中の選手をどこまで引き止められるか?も注目点になる。