ジュビロ磐田→ 2019年のJ1で18位に終わった磐田は「2度目のJ2降格」となった。ただ、フベロ監督は続投。主力の流出も最小限にとどまったので開幕前は大宮と並んで「優勝候補の一角」に挙げられたが「1年でのJ1復帰」は難しくなってきた。24節を終えた時点で7勝8敗9分けで勝ち点「30」のみ。『この時点で磐田が負け越していること』を想像できた人は少ないだろう。2位の福岡との差は「16」と大きく広がっている。
23節を終えた時点でフベロ監督がチームを離れた。黄金期の磐田で指揮を執った鈴木政一氏を監督に据えたが初陣となった24節の京都戦(H)は逆転負け。後半のアディショナルタイムにFWピーター・ウタカに逆転ゴールを許すというショッキングな敗戦になった。監督が代わっても悪い流れは食い止められずに7試合勝ちなしとなった。直近の10試合の成績は1勝4敗5分けなので上位との差が広がるのは当然である。
フベロ監督の交代については賛否両論あると思うが「優秀な指導者だったこと」は間違いないのでこういう形で磐田を去ることになったのは極めて残念な話である。前回、J2に降格したときも「1年でのJ1復帰」に失敗しているが昇格に失敗したオフにFW前田遼やFW金園やMF山崎亮などが流出している。ただ、GKカミンスキーとMFアダイウトンとFWジェイを獲得。外国人トリオが大きな戦力になってJ1復帰を果たした。