愛媛FC→ 川井監督になって3年目の愛媛FCは「プレーオフ出場」が今年の目標だったが24節を終えた時点で5勝12敗7分けで勝ち点「22」。21位と低迷している。再開初戦の四国ダービーは「0対3から4ゴールを奪って勝利する。」という離れ業を演じた。3節の山口戦(A)も3対0で大勝したので好スタートを切ったが4節以降はなかなか勝ち点「3」を獲得できていない。22位で最下位の群馬とは全く同じ勝ち点になる。
例年であれば残留争いに巻き込まれている成績になる。「新型コロナの影響でJ2降格が無くなったのはラッキー」と言うしかないが24試合で22得点/29失点となる。22得点というのはワースト3位タイなので今シーズンも得点力不足に苦しんでいる。「監督の去就」というのが1つの注目点になるが川井監督は愛媛FCにとって大事な指導者の1人なので「一旦、退いてもらって、外から勉強してもらう。」というのもあり得る。
川井監督は39歳と若い指導者なので今シーズン限りで退いたとしても「2度目の監督就任の可能性」は十分に考えられる。戦力的に十分ではない中、2021年も川井監督を続投させて低迷してJリーグの指導者として再起不能になってしまうことは、一番、避けないといけない事態である。「続投の可能性もあるし、退任の可能性もある。」と思うが、「誰が監督を任されても難しい状況にある。」というのは明らかである。
よほどのことがない限りは来シーズンは(も)残留争いに巻き込まれると思うが平均年齢が28.34才。J2の22クラブの中で3番目に高い数字なので「ベテランの多いチーム」である。数年前まではJ1などの有力クラブで出場機会に恵まれない選手を積極的にレンタルで獲得して「若手主体のメンバー構成」でシーズンを戦うことが多かったが今シーズンはGK岡本やDF前野など30代の選手がチームの軸になっている。