サッカーコラム J3 Plus+　

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【J1】 2020年-2021年オフの移籍市場注目銘柄・10名を挙げてみた。 (右SB/WB編) | | |　

1人目： DF 岩田智輝 (大分トリニータ)

→　大分では「3バックの右」で起用されている。積極的な攻撃参加で厚みを加えているが五輪代表では右WB、フル代表では右SBのレギュラー候補になる。もともと右SBの選手なので「4バックの右SB」として高い評価を下しているJ1のクラブはたくさんあると考えられる。「フィードの出来る日本人の若手の右SB」は少ないことを考えるとオフの移籍市場で争奪戦が繰り広げられても何ら不思議はない選手である。

2人目： DF 馬渡和彰 (湘南ベルマーレ)

→　J2の金沢と徳島で活躍。満を持してJ1のクラブに個人昇格を果たしたが広島ならびに川崎Fでは出場機会に恵まれなかった。期限付き移籍先の湘南でも出場機会は限られるので「まだJ1の舞台では力を出せていない。」と言えるがスピードがあって右足のキックの精度が高い選手なのでSBとしての能力は高い。レンタル元の川崎FはDF山根視が台頭しており、「川崎Fに復帰する可能性」は非常に低いと思われる。

3人目： DF 蜂須賀孝治 (ベガルタ仙台)

→　仙台は苦しいシーズンになっているが右SBのDF蜂須賀は今シーズンも安定したプレーを見せており、「クロスCBP/90分」は今シーズンもJ1で上位に位置する。器用な選手ではないがクロスからチャンスを作る場面は多い。180センチとサイズにも恵まれており、堅実な守備にも定評がある。計算のできる選手である。大卒で仙台に加入して8年目。仙台一筋で頑張ってきたがJ1でも上位クラスの右SBである。

4人目： DF 藤谷壮 (ヴィッセル神戸)

→　「東京世代を代表する右SB」として五輪代表にも定期的に招集されて活躍してきたが2019年にDF西大伍が加入すると出場機会は減少した。「抜群のスピードを持ったポテンシャルの高い右SB」として高い評価を受けてきたが伸び悩んでいる。DF西大伍からポジションを奪うのはかなり難しいことを考えると「出場機会が得られそうなクラブに移籍する。」というのは十分に考えられる。潜在能力は一級品である。

5人目： DF 柳貴博 (ベガルタ仙台)

→　昨シーズンはJ2の山形で活躍。FC東京に復帰したが開幕直前に仙台に期限付き移籍となった。仙台では左SBで起用されるケースが多くなっているが185センチとサイズに恵まれた大型SBである。レンタル元のFC東京は今夏に日本代表のDF室屋がハノーファー96に移籍したがDF中村帆とDF中村拓が台頭中。CBでもプレーできるほどのサイズと守備力を持った選手なので争奪戦に発展しても不思議はない。

6人目： DF 伊東幸敏 (鹿島アントラーズ)

→　昨オフにDF広瀬陸を獲得したが今夏にDF内田篤が現役を引退した。夏にDF広瀬陸が怪我をして離脱した後はDF小泉慶が右SBで起用されて好プレーを見せているが「鹿島がオフの移籍市場で即戦力の右SBの獲得に動く可能性は高い。」と言える。高卒9年目のDF伊東幸は怪我が多くてここ数年は苦労しているがJ1でも屈指の右足を持った選手である。復活を期待して獲得に動くクラブが出てくるかもしれない。

7人目： DF 森下龍矢 (サガン鳥栖)

→　明治大から鳥栖に加入したが1年目から右SBのレギュラーとして活躍している。サイドハーフでもプレーできるほどの攻撃力を持っており、「自ら仕掛けてチャンスを演出できる点」は大きな武器となる。「攻撃力の高い日本人の右SB」はあまり多くないことを考えるとオフの移籍市場で注目を集めるのは間違いないところである。磐田U-18出身になるが古巣の磐田は「攻撃力の高い右SB/WB」を必要としている。

8人目： DF 畑大雅 (湘南ベルマーレ)

→　2019年に行われたU-17W杯に出場した高卒ルーキー。MF古林やMF岡本拓やMF馬渡などがポジション争いのライバルになるが豊富な運動量とスピードが武器となる。176センチなので右SBとしては標準以上のサイズを持っており、アスリート能力は非常に高い。将来を嘱望されているが「試合経験を積ませるためにJ2のクラブなどに修行に出ること」は十分に考えられる。荒削りなのでたくさんの経験を積みたい。

9人目： DF 小池龍太 (横浜Fマリノス)

→　夏にロケレンから加入。DF松原健などとのポジション争いになっているが選手層の厚いクラブなので「常時スタメン」というのは難しい。最近は3バックを採用するケースが増えており、MF水沼を右WBを起用するケースも多い。今後、難しい立ち位置になる可能性もある。スピードがあってフィードの上手な右SBなので「レギュラー待遇での引き抜き」を画策するクラブが出てきても何ら不思議はないと言える。

10人目： DF 宮原和也 (名古屋グランパス)

→　風間体制のときは不動の右SBとして活躍。今シーズンも活躍が期待されたが怪我ならびに新型コロナに感染して開幕から欠場が続いている。右SBはパリ世代のDF成瀬が台頭して今夏に元・韓国代表のDFオ・ジェソクが加入。DF吉田豊もいるのでポジション争いは激しい。「出場機会を求めての移籍」は十分に考えられる状況になっているが守備力が高くてフィードも上手なので興味を示すクラブは多いだろう。

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