■ 昨オフの移籍市場で注目を集めたのは・・・。昨オフのJリーグの移籍市場で注目を集めたのはFWレオナルド(新潟→浦和)、DF永戸(仙台→鹿島)、DF杉岡(湘南→鹿島)、FW呉屋(長崎→柏)あたりだった。彼らが「移籍市場の目玉」と言われたが左SBのDF永戸とDF杉岡はいずれも鹿島が獲得した。両取りに成功した鹿島は「勝ち組の1つ」に挙げられたがFWオナイウ阿道(大分→横浜FM)、MF水沼(C大阪→横浜FM)などを獲得した横浜FMが一番の勝ち組と言われた。
今オフのJリーグの移籍市場の動向を予想するのは極めて難しい。新型コロナの影響でリーグ戦は12月中旬まで開催される。例年であれば、J1は12月初め、J2は11月末にはリーグ戦は終了するので「リーグ戦が終了する少し前あたり」からストーブリーグがスタートするが今シーズンは極めてイレギュラーである。「リーグ戦がすべて終了してから補強の動きを始める。」というチームは移籍市場で大きく出遅れるだろう。
さらに難しくする要素は「10月に第3登録期間(ウインドー)が設定されたこと」である。これも初めての試みになる。10月に入ると優勝争いやACLの出場権争いや昇格争いから脱落したチームがたくさん出てくるのは確実。目標がなくなってしまったクラブが主力選手を「第3登録期間(2020年10月2日(金)~10月30日(金))」に売却したり、目標があるチームが目標を失ったチームから即戦力を獲得することも考えられる。
その一方でJリーグの全てのクラブは新型コロナの影響で経営的なダメージを受けているので大半のクラブが積極的な動きを見せない可能性もある。入場料収入の多い浦和や横浜FMやG大阪などの方が「収入減の額」は大きいので移籍市場の中心になることが多かったクラブが動きたくても動けない状況になっている可能性もあるが「2020年-2021年オフの移籍市場」で目玉になりそうな選手を10人だけ挙げてみた。