■ 10人になりながらもアウェイで勝利ACLの日程の関係でJ1の25節のヴィッセル神戸とセレッソ大阪の試合は9月16日(水)に行われた。日曜日にアウェイの横浜FM戦を戦ったC大阪は中2日。ハードな日程になったのでMF清武とMF坂元はベンチスタート。MF西川潤がJ1初スタメンを飾るなどメンバーを入れ替えたC大阪に対して神戸は怪我で離脱していたMFイニエスタがスタメンに戻って来た。神戸は5連勝中のC大阪とホームで対峙することになった。
試合を優位に進めたのは神戸だった。前半33分にはFW都倉が危険なプレーをして一発レッドで退場。C大阪は早い段階で10人になったがすかさずロティーナ監督はシステムを4バックから3バックに変更。さらにMF西川潤を下げてMF片山瑛を投入。MF奥埜とFW柿谷のポジションを入れ替えてFW柿谷を1トップの位置にスライドさせたが後半17分にFW柿谷が決勝のヘディングシュートを決めてC大阪が勝利した。
神戸は21本のシュートを放ったがなかなか決定機を作れず。10人になった後、3バックに変更してしっかりと守るC大阪の堅い守備を打ち破ることは出来なかった。10人になったC大阪はなかなかボールを持てずに守る時間が長くなったがワンチャンスを生かして大きな勝ち点「3」を獲得した。これで首位の川崎Fとの差は「5」。消化試合数は同じになったが「川崎Fの背中がはっきりと見えてきた」と言える。
J1の火を消さないためにも大きな勝利となったがこれで6連勝。初優勝まであと一歩に迫った2005年に7連勝を達成しているが「クラブ最長記録」にあと1つに迫った。次節は同じように好調で5連勝中の鹿島と対戦するが「6連勝中のC大阪 vs 5連勝中の鹿島」の対戦になる。好調なチーム同士の直接対決なので大きな注目が集まるだろう。5位に位置する鹿島が勝つようだとACLの出場権争いはさらに熾烈になる。