■ ダメージが大きそうなクラブ「Jリーグは7月上旬の再開」が有力視されるが新型コロナの影響ですべてのクラブは大変なことになっている。「このまま試合ができないと○○月には現金がなくなる。」という話も出始めているので早くJリーグが再開されることを多くの人が待ち望んでいるがコロナ禍が(相対的に)プラスに作用しそうなクラブもいくつかある。例えばACLのPOを含めて3連敗スタートとなった鹿島にとって中断期間は大きなプラスだろう。
他には新しい戦術にトライしている清水や熊本あたりも中断期間はプラスに作用するだろう。メンバーが大きく入れ替わった福岡やFC琉球や岩手あたりも新型コロナがプラスに作用する可能性は高い。じっくりとチームを作ることが可能になったのはオフ期間中の入れ替わりが激しかったクラブにとってはありがたい話である。また、ほぼ毎年、スロースタートの金沢あたりもプラスの恩恵を受ける可能性が高い。
その一方で「どう考えても新型コロナによるダメージは大きい。」と思えるクラブもいくつかある。まずは鳥栖である。新型コロナに関係なく危機的な状況だったがさらに難しい状況になった。竹原社長は「既に新スポンサーとは基本合意に至っているものの、リーグ戦再開のめどが立たないため発表できずにいる。」という趣旨の話をしているがもともと厳しかったスポンサー探しは新型コロナの影響で一層難しくなった。
鳥栖ほどではないが2019年に約4億円の赤字を計上した仙台も厳しい立ち位置になる。仙台は「営業収益に占める入場料の割合」が高いクラブである。2018年の数字を出すと営業収益が26.84億円で、入場料収入は6.08億円。割合は22.7%となるがこれは浦和の25.5%に次いでJリーグの40クラブの中では2番目に高い数字になる。無観客試合が多くなって入場料収入が大きく減少すると相当にきつい状況になる。
■ シーチケの購入者当然のことながら、浦和も厳しい。同じく2018年の入場料収入は19.23億円。J1とJ2の40クラブの中で2位のG大阪が11.52億円なのでJリーグで断トツ1位となる。埼玉スタジアムはキャパシティが大きくて「5割」の入場制限が加えられたとしても3万人くらいは収容できる。3万人を集めることが出来ると相当な収入になるので「どのくらいの時期にお客さんを入れられるようになるのか?」が気になるところである。
その他で「入場料収入の占める割合」が高いクラブは松本山雅・G大阪・横浜FM・札幌・新潟・甲府・FC東京あたりになる。G大阪と横浜FMは入場料収入が10億円を超えており、FC東京も9億円を超えているので、無観客試合が続くと大変である。FC東京はすでにシーズンチケットの購入者への全額返金を発表しているがシーズンチケットで観戦している人の割合はFC東京は68.0%。これは3番目に高い数字になる。
「シーチケの購入者にどう対応するのか?」で各クラブは頭を悩ませているがFC東京以外にシーチケの人の割合が高いのは大分・大宮・松本山雅・千葉・甲府・浦和・川崎F・岡山・徳島あたり。FC東京のように全額返金となるとクラブの財政に与える影響は大きいがFC東京が「全額返金」を決断したということは他のクラブも追随せざる得ない。「返還はしない。」と決断できるクラブはおそらく1つも出てこないだろう。
他には
・好スタートを切ったクラブ。
・感染者数が多い地域で活動するクラブ。
・J1昇格を目指していたクラブ。
・キャパシティの小さいスタジアムがホームとなるクラブ。
・ベテラン選手が多いクラブ。
・選手層の薄いクラブ。
に該当するクラブもコロナ禍によってマイナスの影響を被る可能性は高い。感染者数が多い地域で活動するクラブというと札幌・FC東京・東京V・横浜FM・横浜FC・YS横浜・C大阪など。このあたりのクラブは全体練習が再開できる時期もかなり遅くなるだろう。8都道府県の緊急事態宣言も5月21日(木)には解除されそうな雰囲気になってきたが、当然、それまではチームとして動きを取るのは難しいと考えられる。
■ J2のプレーオフは廃止が決定済みコロナによってJリーグのレギュレーションがすでにいくつか変更になったが最も気になるのは「昇格に関わる部分」である。すでに降格はなくなったので残留争いに巻き込まれる可能性が高かったクラブはコロナ禍の恩恵を受けているが逆に本気でJ1昇格を目指していたクラブにとって「昇格枠がどうなるのか?」は切実な問題である。すでにJ2はプレーオフの廃止を決定しており、枠は「2.0」に変更になった。
「プレーオフを勝ち上がっての昇格は難しい。」とは言っても『2位以内に入らないとノーチャンス』であるのと「6位でも昇格できる可能性はある。」のは大違いである。磐田・大宮・福岡・新潟・千葉・山形・徳島・京都などはもともと自動昇格を狙っていたと思うが2位以内に入るというのはなかなか大変である。また、そもそもとして、全試合数の75%以上という基準を満たせるのか?も不透明な情勢になっている。
昇格を目指すJ2のクラブは「消化試合数」を気にしながら戦う必要がある。自分たちではどうすることもできない数字を気にしながらシーズンを戦うというのは大変である。他には「キャパシティの小さいスタジアムで活動するクラブ」、「ベテランの多いチーム」、「選手層の薄いクラブ」も大変である。予期せぬ事態なので対応力が求められるがどうすることもできない難しい状況に陥るクラブもいくつか出てくるだろう。
・【Jリーグ】 「コロナ禍」がプラスに作用すると思うクラブはどこですか? → 111票
・【Jリーグ】 「コロナ禍」によるダメージが大きいと思うクラブはどこですか? → 101票
★ 現在の投票数 → 101票
→ 最大で20チームまで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
YouTubeを始めました。
チャンネル登録よろしくお願いいたしますm(__)mチャンネル登録をする。
再生リスト (全動画)
サッカーコラム J3 Plus チャンネル(再生数ランキング) ・・・ 是非ともご視聴ください。
第01位 Jリーグの人気チャントのランキング (1位-10位) (2020年版) → 再生数:171,772回
第02位 【Jリーグ】 サポーターの応援が凄いクラブ (1位~10位) → 再生数:52,042回
第03位 【Jリーグ】 サポーターが温かいクラブ (1位~10位) → 再生数:50,305回
第04位 【J2限定】 人気チャントのランキング (1位-10位) → 再生数:48,619回
第05位 【J2限定】 2020年の若手のブレイク候補 (1位~20位) → 再生数:38,707回
第06位 【Jリーグ】 好きなサッカースタジアム (1位-10位) → 再生数:34,478回
第07位 Jリーグの人気チャントのランキング (11位-20位) (2020年版) → 再生数:25,463回
第08位 【Jリーグ】 46クラブのサポーター なんでもベスト10 (第1弾) → 再生数:11,783回
第09位 【Jリーグ】 応援が面白いクラブ (1位~10位) → 再生数:8,666回
第10位 【Jリーガー】 好きな個人用のチャント (1位~10位) → 再生数:8,153回
第11位 【Jリーグ】 46クラブのサポーター なんでもベスト10 (第2弾) → 再生数:6,656回
第12位 【Jリーガー】 好きな個人用のチャント (11位~20位) → 再生数:6,025回
第13位 【Jリーグ】 「面白いチャント」を10個だけ選んでみた。 → 再生数:5,193回
第14位 【Jリーグ】 かっこいいと思うチャント (10選) → 再生数:5,184回
第15位 【経営危機:サガン鳥栖】 竹原社長のヤバいエピソード (10選) → 再生数:5,122回
第16位 【Jリーグ】 試合中の雰囲気のいいスタジアム (トップ10) → 再生数:4,561回
第17位 【Jリーグ】 46クラブのサポーター なんでもベスト10 (第3弾) → 再生数:4,088回
第18位 【Jリーグ】 スタジアムグルメの充実度 (1位-10位) → 再生数:3,993回
第19位 【Jリーグ/日本代表】 嫌いなサッカー解説者(1位~10位) → 再生数:3,179回
第20位 セレッソ大阪のサポーターの「き!よ!きよたけ!」(サンガスタジアム by Kyocera) → 再生数:2,449回
- 関連記事
-