■ 元・イングランド代表のFWジェイ(札幌)近年のJリーグは「カウンター型のサッカー」を志向するチームが増えている。横浜FMやFC東京などは前線にスピードのある選手を並べてスピーディーなカウンターからたくさんのゴールを奪っている。193センチの長身でありながらスピードを併せ持ったケニア代表のFWオルンガを擁する柏もカウンターを得意にしているチームである。MF江坂→FWオルンガのホットラインから今シーズンはゴールを量産している。
サイズのある大型フォワードを前線に置かないチームも増えているが札幌は元・イングランド代表のFWジェイが攻撃の起点になる。今シーズンはなかなか最後のシュートが決まらずに得点数は伸び悩んでいるが190センチ/89キロのサイズを生かしたポストプレーはJリーグ屈指である。高さと強さと上手さを兼ね備えているので前線で確実に起点になることが出来る。ポストプレーヤーとしても超・一流と言える。
FW興梠(浦和)は依然として日本屈指のポストプレーヤーである。鹿島時代はスピードを生かしたプレーでゴールを量産したが浦和に移籍してからはポストプレーヤーにスタイルが変化した。2012年から8年連続でJ1で2桁ゴールを記録しているがストライカーとしてもポストプレーヤーとしても超・一流である。2016年のリオ五輪のときはオーバーエイジでU-23日本代表に招集されて本大会でゴールを決めている。
FWドウグラス・ヴィエイラ(広島)は189センチの大型ストライカーである。東京Vでも広島でもコンスタントにゴールを奪って勝利に貢献しているが長い手足を生かしたポストプレーに定評がある。今シーズンは190センチのFWレアンドロ・ペレイラとツインタワーを形成する機会が多くなっているが点取り屋としてゴールを量産するFWレアンドロ・ペレイラに対してFWドウグラス・ヴィエイラは下がりで起点になる。