■ 7月上旬の再開か???Jリーグは新型コロナの影響で中断期間に突入している。J1とJ2の開幕戦が行われたのは2月21日(金)と2月22日(土)と2月23日(日)なので約3か月が経過した。2011年の東日本大震災のときは約1か月半でJリーグが再開されたことを考えると「Jリーグにとって過去最大の危機」と言えるがようやく日本国内の新規感染者数は落ち着いてきた。5月18日(月)の新規感染者数は東京は10人。全国では28人のみだった。
プロ野球は6月19日(金)の再開を目指している。「6月2日(火)から練習試合が再開されるのでは?」と言われているがJリーグの再開は7月上旬になる可能性が高まった。梅雨や夏の時期を迎えることを考えるとこれから日本国内で新規感染者数が爆発的に増える可能性はやはり相当に低いのでよほどでない限りはJリーグも7月上旬に再開できると思うが極めてイレギュラーなシーズンになる。動向を予想するのは難しい。
改めて開幕前のJ1の順位予想(310名)の集計結果をまとめると表1のようになる。1番手評価は横浜FM。続くのは川崎F、3番手は鹿島、4番手はC大阪、5番手は神戸、6番手はFC東京、7番手は柏と続いていく。大雑把に分けると「横浜FM・川崎F・鹿島の3チームが第1集団」、「C大阪・神戸・FC東京・柏の4チームが第2集団」、「G大阪・広島・札幌・名古屋・大分・浦和・仙台の5チームが第3集団」と言える。
「清水・鳥栖・湘南・横浜FCの4チームが第4集団」と言えるが基本的な構図は変わらないだろう。前評判が高かったクラブは再開後のJリーグでも上位争いの中心になると思うが、当然、コロナの影響は随所に生じるだろう。最も大きいのはJ2への降格が無くなった点だろう。「清水・鳥栖・湘南・横浜FCの4チームは残留争いに巻き込まれる可能性が高い。」と思われていたが成績不振でJ2に落ちることはなくなった。
2020/01/07
【J1】 順位予想バトル 2020年版 受付終了 (参加者:310名)表1. 順位予想バトル(J1編)の集計結果 (310名分)
ランク | クラブ名 | 平均予想順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | 16位 | 17位 | 18位 |
1 | 横浜Fマリノス | 2.96 | 71 | 76 | 63 | 48 | 24 | 15 | 6 | 2 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 川崎フロンターレ | 3.59 | 66 | 65 | 50 | 35 | 39 | 17 | 13 | 7 | 12 | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
3 | 鹿島アントラーズ | 4.41 | 46 | 55 | 51 | 38 | 31 | 23 | 17 | 16 | 8 | 7 | 8 | 4 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 |
4 | セレッソ大阪 | 5.44 | 35 | 32 | 27 | 41 | 28 | 41 | 29 | 29 | 12 | 12 | 7 | 11 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 |
5 | ヴィッセル神戸 | 6.01 | 24 | 22 | 22 | 32 | 44 | 41 | 30 | 35 | 17 | 13 | 14 | 8 | 5 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 |
6 | FC東京 | 6.22 | 15 | 13 | 24 | 33 | 36 | 49 | 53 | 27 | 21 | 18 | 10 | 4 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7 | 柏レイソル | 6.54 | 17 | 23 | 27 | 27 | 27 | 32 | 35 | 34 | 26 | 23 | 20 | 7 | 6 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 |
8 | ガンバ大阪 | 8.11 | 11 | 12 | 14 | 13 | 24 | 21 | 41 | 22 | 33 | 42 | 30 | 16 | 16 | 4 | 4 | 5 | 2 | 0 |
9 | サンフレッチェ広島 | 8.32 | 7 | 5 | 10 | 21 | 19 | 21 | 22 | 52 | 47 | 32 | 31 | 18 | 12 | 2 | 5 | 4 | 1 | 1 |
10 | コンサドーレ札幌 | 9.17 | 4 | 3 | 11 | 12 | 10 | 26 | 21 | 28 | 43 | 32 | 48 | 37 | 14 | 9 | 5 | 5 | 2 | 0 |
11 | 名古屋グランパス | 11.10 | 6 | 1 | 3 | 3 | 4 | 3 | 10 | 19 | 27 | 43 | 34 | 56 | 45 | 21 | 17 | 10 | 6 | 2 |
12 | 大分トリニータ | 11.73 | 1 | 1 | 4 | 2 | 5 | 9 | 12 | 13 | 13 | 25 | 35 | 52 | 49 | 38 | 23 | 20 | 7 | 1 |
13 | 浦和レッズ | 11.93 | 3 | 1 | 3 | 1 | 11 | 7 | 10 | 12 | 23 | 25 | 25 | 29 | 44 | 42 | 32 | 23 | 13 | 6 |
14 | ベガルタ仙台 | 12.52 | 4 | 0 | 1 | 4 | 5 | 2 | 9 | 8 | 14 | 16 | 22 | 37 | 50 | 56 | 48 | 16 | 11 | 7 |
15 | 清水エスパルス | 14.67 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 | 6 | 12 | 8 | 13 | 25 | 58 | 63 | 49 | 42 | 29 |
16 | サガン鳥栖 | 15.73 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 6 | 5 | 13 | 28 | 48 | 68 | 74 | 58 |
17 | 湘南ベルマーレ | 16.18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | 6 | 5 | 12 | 17 | 38 | 57 | 84 | 85 |
18 | 横浜FC | 16.36 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 4 | 8 | 8 | 23 | 25 | 50 | 65 | 121 |
■ 肝となるのは選手層の厚さ7月1日(水)に行われる20節からJリーグが再開できた場合でも残りは15節になる。延期になった分を空いているところに組み込んで試合をこなすことになると思うが「どのくらいの試合数をこなせるのか?」ははっきりしない。延期分の18試合を全て組み込むのはほぼ無理なので「全日程の82.3%に相当する28試合制か、76.4%に相当する26試合制になるのでは?」と思われるが28試合制の可能性の方が高い。
「全試合数の75%を消化できなかった場合はリーグ戦は不成立として順位決定は行わないこととする。」という方針が示されているが、やはり、優勝争いも残留争いもなくなってしまうと何のためにリーグ戦を行っているのか?が分からなくなる。75%を下回ることは何としてでも避けないといけないので少し余裕を持たせて各クラブが(MAXで)28試合を戦う日程でスケジュールを組み直すのではないか?と思われる。
となると「28試合-1試合(開幕分)-15試合(今後)=12試合」をどこかに詰め込まないといけないのでハードである。超・過密日程になるのは確実と言えるが、当然、選手層の厚いクラブは有利である。ターンオーバーを採用するクラブがたくさん出てくると思うがJ1の中で選手層が厚いクラブというと横浜FM・FC東京・鹿島・川崎F・C大阪・柏あたり。これらのクラブにとって過密日程は相対的にプラスに作用するだろう。
水曜開催の試合が増えると「回復力」も重要になってくるので若い選手が中心となるチームは過密日程にも対応しやすい。あくまでも2019年の数字になるがJ1で平均年齢が低いのは札幌・横浜FM・湘南・大分・広島・清水など。逆に平均年齢が高かったのは浦和・C大阪・神戸・G大阪・川崎F・仙台など。選手層がそこまで厚くないにも関わらず、平均年齢が高い神戸あたりは過密日程で苦労する可能性が高い。
■ 怪我を抱えている選手にとっては朗報「怪我人」というのもリーグ戦の行方を大きく左右するファクターになるが長期離脱中の選手にとってはコロナでの中断は大きなプラスである。自身が出場できない試合数が減るのは選手としてはありがたい。長期離脱中の選手というと川崎FのMF中村憲の名前が真っ先に思い浮かぶ。「2019年の11月末に手術をして全治7ヶ月」と診断されているのでJリーグの再開初戦に間に合う可能性は無きにしも非ずである。
他には仙台のMFクエンカが長期離脱中になる。こちらは順調に回復したとしても復帰時期は8月上旬なのでJリーグの再開初戦には間に合わないが欠場試合数が大きく減ったのはプラスである。中断期間中に横浜FMのDFチアゴ・マルチンスが怪我をして全治10週間と発表されているが順調に回復していたら6月下旬にはプレー可能となる。ブラジルに帰国中なので再来日のときは隔離されると思うが何とか間に合うだろう。
他にはFWジョーやMF太田宏やMF長谷川アーリアジャスールが離脱中の名古屋も怪我人が続出していたのでじっくりと回復できる期間が出来たのは大きい。同じくG大阪もDF昌子やDFキム・ヨングォンやMF小野裕やMF宇佐美が怪我を抱えていたことを考えると長い中断期間はプラスに作用する可能性が高い。いずれにしても極めてイレギュラーな1年になるのでどのクラブも高い対応力が求められることになる。
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