サッカーコラム J3 Plus+　

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お勧めしたいエントリー (15記事)

【選ぶのが大変】栃木SCの歴代ベストイレブンを考える。 (2009年～2020年) | | |　

GK ジョニー・レオーニ　1984年6月30日　189センチ/80キロ

→　スイス代表として2010年の南アフリカW杯のメンバーに選ばれた経験を持っている。国際Aマッチも1試合だけ経験している。2016年にJ3の長野に加入すると2017年と2018年は栃木SCでプレーした。2017年はJ3所属だったが31試合に出場。安定したプレーを見せてチームのJ2復帰に貢献した。U-17日本代表のFW若月が期限付き移籍中のFCシオンの下部組織出身。その後はチューリッヒで活躍した。

DF 山形辰徳　1983年10月4日　172センチ/67キロ

→　山形兄弟の弟。兄は長崎のホーム戦で解説を務めることが多い山形恭平さん。2005年～2011年までは福岡で活躍。2012年～2016年まで栃木SCでプレーしたが主力として活躍した。運動量が多くてチャンスに絡むことが出来る右SB/WBだった。2017年はJ3の富山でプレーして現役を引退しているがJ2通算で283試合に出場している。兄は2000年に広島、弟は2002年に新潟でプロキャリアをスタートさせている。

DF 大久保裕樹　1984年4月17日　177センチ/74キロ

→　2009年～2011年まで栃木SCでプレーした。3年間で88試合に出場して6ゴールを挙げている。市立船橋高出身で3年生のときにキャプテンとして全国制覇を達成している。DF青木良、DF小宮山、MF小川佳、FW原一樹などが同級生になるので錚々たるメンバーである。177センチなのでサイズのあるCBではなかったが闘志あふれるプレーを見せた。栃木SC以外では広島・京都・徳島・松本山雅・千葉でプレーした。

DF 入江利和　1984年11月11日　168センチ/65キロ

→　作新学院大出身。大卒で当時はJFLで活動していた千葉リザーブズに加入した。ここでの活躍が評価されて2008年に同じくJFLだった栃木SCに移籍した。2008年～2011年まで栃木SCでプレーしたが最も輝いたのはJ2に昇格して1年目の2009年だった。豊富な運動量と高精度の左足を武器にたくさんのチャンスを演出。「J2で有数の左SB/WB」と評価された。退団後はラトビアやポーランドでもプレーした。

MF パウリーニョ　1989年1月26日　177センチ/77キロ

→　いろいろなクラブで活躍している守備型のボランチ。川崎F・千葉・湘南・松本山雅でプレーして今シーズンは岡山に所属しているが日本での最初のクラブは栃木SCになる。2010年の夏に加入したが圧倒的なボール奪取力を武器に目立った活躍を見せた。2011年は攻守の要として躍動。栃木SCは昇格争いに参加してFC東京と激しい首位争いを演じたが秋にMFパウリーニョが怪我で離脱。その後は急降下した。

MF 高木和正　1984年12月17日　170センチ/67キロ

→　2010年にFC岐阜から栃木SCに移籍すると2013年までプレーした。いずれのシーズンも10番を背負ったが4年間で通算すると128試合に出場した。ゴール数はあまり多くないが高精度の左足を駆使して味方のチャンスをお膳立てすることが出来る。2008年と2009年はFC岐阜で中心として活躍した選手なので昇格2年目となる栃木SCへの移籍は驚きだった。2014年以降は地元に戻って讃岐でプレーしている。

MF クリスティアーノ　1987年1月12日　183センチ/83キロ

→　柏で活躍しているMFクリスティアーノも日本での最初のクラブは栃木SCになる。2013年に栃木SCにやってきたが前評判通りの活躍を見せた。J2で40試合で16ゴールを記録。わずか1年で甲府への個人昇格を果たした。圧倒的なパワーを持っており、右足の強烈なシュートは当時からの大きな武器になる。「2014年」ならびに「2016年の前半戦」は甲府でプレーした。2019年はJ2でMVP級の活躍を見せた

MF 西谷和希　1993年10月5日　165センチ/60キロ

→　西谷ツインズの弟。2016年に栃木SCに加入すると1年目から26試合に出場した。翌2017年はJ3で32試合で8ゴール8アシスト。J3でベストイレブン級の働きを見せてJ2復帰に大貢献した。2018年はJ2でも40試合で6ゴール5アシストを記録した。小柄ながらテクニックがあって攻撃の中心になれる選手である。地元出身ということもあってサポーターから愛された。今オフに栃木SCを離れて徳島に完全移籍した。

MF 廣瀬浩二　1984年3月13日　166センチ/64キロ

→　2006年に大卒で栃木SCに加入した。覚醒しかけた時期もあったが殻を破ることは出来ず。2010年に栃木SCに移籍したが長きに渡って主力として活躍した。小柄ながら運動量が豊富でスピードもある。J2通算では347試合で47ゴールを挙げている。2016年と2017年はJ3所属だったがチームのまとめ役になった。2019年限りで現役を引退したが栃木SCでは計10年間プレーして267試合で39ゴールを記録した。

FW リカルド・ロボ　1984年5月20日　177センチ/75キロ

→ 　2010年に栃木SCに加入すると31試合で16ゴール。J2の得点ランキングで2位となる大活躍を見せた。翌2011年は36試合で12ゴールを記録した。スピードや運動量はあまりなかったが抜群のシュートセンスを持っており、ポジショニングにも優れていた。天性のストライカーだった。2012年に柏に移籍したがJ1では7試合の出場のみ。その年の夏に千葉に移籍したが新天地でも目立った働きは出来なかった。

FW サビア　1982年11月2日　175センチ/74キロ　

→　2011年の途中に栃木SCに加入すると3年目の2013年は33試合で16ゴールを記録。得点源として活躍した。愛称のサビアは「小鳥」を意味する。典型的なストライカーで嗅覚を持った選手である。ゴール前以外での貢献度はあまり高くないがコンスタントにゴールを奪ってチームを助けることが出来た。栃木SCでの2年半で91試合に出場して31ゴールを挙げている。2014年は松本山雅、2015年は町田でプレーした。

(まとめ)

→　他の多くのJ2のクラブと同様で目立った活躍を見せるとすぐに上のクラブに引き抜かれてしまう。選手の入れ替えは激しいので「長い間、栃木SCの主力として活躍した選手」というのはごくわずかである。特に選ぶのに困ったのはディフェンダーの選手になる。DF山形辰はともかくとして、残りの2枠を埋めるのは大変だった。11人以外ではGK武田博、DF赤井、DF大和田、MF菊岡、MF佐藤悠、杉本真などがいる。