サッカーコラム J3 Plus+　

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【実績重視】ファジアーノ岡山の歴代ベストイレブンを考える。 (2009年～2020年) | | |　

GK 中林洋次　1986年4月28日　182センチ/73キロ

→　2012年～2016年まで岡山でプレーした。5年間で計203試合に出場。2016年のプレーオフ進出に大きく貢献するなど不動のレギュラーとして君臨した。安定感があって爆発力もある。「J2屈指のキーパー」と評価されたのは言うまでもない話である。「ウッズ」の愛称で親しまれている。顔がゴルファーのタイガー・ウッズに似ていることから付けられた。市立船橋高出身。2005年に高卒で鳥栖に入団している。

DF 岩政大樹　1982年1月30日　187センチ/83キロ

→　2004年～2013年まで鹿島で活躍。2014年はタイのBECテロ・サーサナでプレーして2015年に岡山に加入した。電撃移籍だったが絶対的な守備の要として活躍。2015年は42試合で4ゴール、2016年は40試合で6ゴール。Jリーグでのラストイヤーとなった2016年はJ2でベストイレブン級の働きを見せて初のJ1昇格まであと一歩に迫った。チームにプロ意識を植え付けるなど貢献度は計り知れないものがある。

DF 竹田忠嗣　1986年7月27日　178センチ/74キロ

→　マレーシア出身。市原ユース出身でトップ昇格を果たしたがチャンスは限られた。2008年に当時はJFL所属だった岡山に加入するとJ2初年度の2009年から主力として活躍。2017年まで岡山でプレーしたがJ2で230試合に出場している。サイズには恵まれていないがクレバーなプレーが特徴。3バックの中央でプレーする機会が多かったがDF岩政が加入した2015年と2016年はストッパーの位置で起用された。

DF/MF 田所諒　1986年4月8日　175センチ/72キロ

→　2009年に大卒で岡山に加入。チームがJ2に昇格したのと同じタイミングで入団しているが豊富な運動量と左足を武器に長きに渡って主力として活躍した。7年間在籍して208試合に出場した。J2通算では302試合に出場している。「左SB/WBとボランチの両方を高いレベルでこなせる点」が当初からの武器だったが岡山では左WBで起用されるケースが多かった。2016年～2019年まで横浜FCでプレーした。

DF/MF/FW 喜山康平　1988年2月22日　179センチ/75キロ

→　地域リーグ時代を経験している万能戦士。2007年に東京Vから岡山に期限付き移籍するとゴールを量産。JFL昇格に大貢献した。さらに2008年はJFLで32試合で18ゴール。新人王とベストイレブンを受賞するなどJ2昇格にも大貢献した。キャリアの途中までは左利きのストライカーとして鳴らした。J2昇格後は2列目でプレーする機会も増えた。松本山雅で活躍して2017年に岡山に復帰。主力として活躍している。

MF 上田康太　1986年5月9日　174センチ/67キロ

→　「J2の中では屈指」と言える左足を武器に岡山の攻撃の中心として活躍。2014年の途中に岡山に移籍すると35試合で2ゴール9アシストを記録した。2015年～2017年まで磐田でプレー。2018年に岡山に戻ってきたが最初のシーズンは40試合で3ゴール8アシスト、2019年も31試合で4ゴール6アシストを記録している。精度の高い左足を持っており、セットプレーを中心にたくさんのシュートチャンスを演出してきた。

MF 矢島慎也　1994年1月18日　171センチ/67キロ

→　2015年と2016年にいずれも期限付き移籍で岡山に在籍した。初年度は37試合で8ゴール1アシスト、2016年は35試合で5ゴール3アシストを記録。当初は2列目で起用されたが途中でボランチにコンバートされて新境地を開拓した。年代別代表に招集されながら浦和で出番がなかったMF矢島慎は岡山で経験を積んで大きく成長することが出来た。岡山在籍時の2016年にリオ五輪に出場。ゴールも決めている。

MF 川原周剛　1980年2月14日　175センチ/65キロ

→　2002年に大卒で中国リーグの三菱水島に加入。2005年はJFLでプレーした。2006年に岡山に移籍したがファジアーノの当時の所属は中国リーグだった。下部リーグへの移籍だったが主力として活躍。2007年～2010年まで10番を背負うなどチームの顔として岡山の攻撃陣を引っ張った。テクニックのある選手で孤軍奮闘する試合も多かった。2008年のJ2昇格にも大きく貢献した。2010年限りで現役を引退した。

MF 仲間隼斗　1992年5月16日　170センチ/64キロ

→　2018年と2019年に岡山でプレー。2018年は38試合で8ゴール2アシスト、2019年は40試合で15ゴール5アシストを記録した。特に2019年は大事なところでたくさんのゴールを決めてチームの勝利に大貢献。J2でベストイレブン級の働きを見せてJ1の柏にステップアップの移籍を果たした。プロ入り後は、ずっとJ2でプレーしてきたがついにJ1でプレーするチャンスを得た。思いきりのいい仕掛けとシュート精度が武器。

MF/FW 片山瑛一　1991年11月30日　180センチ/75キロ

→　大卒で2014年に加入すると1年目から主力として活躍。35試合で6ゴール7アシストを記録した。プロ3年目の2016年は左WBでプレー。39試合で3ゴール10アシストと活躍して初のプレーオフ出場の原動力になった。フォワードでも2列目でもWBでもCBでプレー可。Jリーグ屈指のユーティリティー性を持つ。岡山での4年間は通算すると146試合で15ゴール30アシスト。必殺のロングスローは大きな武器になった。

FW 押谷祐樹　1989年9月23日　171センチ/70キロ

→　2013年～2016年まで岡山でプレー。4年間で通算すると106試合で43ゴール。4年間とも9ゴール以上を記録するなど絶対的なエースとして活躍した。クラブ史上最高の6位と躍進した2016年は35試合で14ゴール。プレーオフの1回戦の松本山雅戦(A)でも先制ゴールを記録している。J2通算では267試合で67ゴール。J2で歴代14位タイのゴール数を記録している。シュート技術が高くて勝負強さも併せ持っている。

(まとめ)

→　長きに渡って主力として活躍した選手をたくさん選出した。また、J2で6位とクラブ史上最高成績を残した2016年の主力もたくさん入っている。フォワードはFW川又やFWイ・ヨンジェも活躍したが「1年のみの爆発」となるとベストイレブンには選出しにくい。「FW片山瑛の方が少し上」と評価した。11人から漏れた主な選手はGK一森、DF澤口、DF後藤圭、MF田中奏、MF加地、MF千明、MF塚川、MF関戸など。