モンテディオ山形→ 開幕戦はアウェイで磐田と対戦したが0対2で敗れた。前半13分と前半35分にFW小川航に連続ゴールを許して早々に2点を追う展開になった。後半になるといくつかチャンスを作ったが追撃のゴールを奪うことは出来ず。0対2で敗れて黒星スタートとなった。山形にとってJ1でのデビュー戦となった2009年の開幕戦や伝説になっている2014年のプレーオフなどヤマハスタジアムとの相性は良かったが完敗を喫した。
「アウェイの磐田戦」なので負けるも仕方がないが新型コロナでの中断は「山形にとっては大きなプラス」と言える。札幌や八戸などにも同じことが言えるが北国のクラブは、毎年、序盤はアウェイ戦が多くなる。山形の場合は「1節から3節までがアウェイ戦となるケース」がここ最近はずっと続いており、2016年から2020年まではいずれも「アウェイ3連戦スタート」になるが、やはり、成績は宜しくない。
2016年は0勝1敗2分け、2017年は1勝2分け、2018年は1勝1敗1分け、2019年は2勝1敗となる。とんでもなく悪い成績ではないがアウェイ3連戦スタートになるとスタートダッシュをかけるのは難しくなる。今シーズンもアウェイ3連戦スタートだったが2節~7節が延期された。当初の予定では「開幕から7試合のうち、5試合がアウェイ戦」という日程だったが4月3日(金)から無事に再開できるとなると大きく変わる。
「ホーム→アウェイ→ホーム→アウェイ→ホーム→アウェイ→ホーム→アウェイ→ホーム」と交互に続いていくので例年と比べるとはるかにマシである。また、新戦力のFWヴィニシウス・アラウージョにかかる期待は大きいが開幕戦は4分ほどの出場にとどまった彼が馴染むための時間が出来るのも好材料である。昇格枠が「2.5」から「2.0」に減るのはマイナスと言えるがコロナでの中断は山形にとっては悪くない。
オフに監督が交代して新しいサッカーに取り組んでいるのでチーム作りのための時間が出来るというのもプラスに考えられるが選手層がそこまで厚いチームではないので過密日程になったときは不安が残る。MF小松駿、DF高山和、DF小野寺、FW高橋潤などに期待したい。山形に限らず、J2の22クラブの中で2位以内に入るというのは簡単に達成できることではないが「十分に自動昇格を狙える戦力がある。」と言える。
→ 2014/12/02 【昇格PO:磐田×山形】 奇跡の瞬間を生で見てしまった・・・。 (上) (生観戦記)
→ 2014/12/02 【昇格PO:磐田×山形】 奇跡の瞬間を生で見てしまった・・・。 (中) (生観戦記)
→ 2014/12/03 【昇格PO:磐田×山形】 奇跡の瞬間を生で見てしまった・・・。 (下) (生観戦記)
水戸ホーリーホック→ 開幕戦はホームで大宮と対戦したが1対2で敗れた。期待の新戦力のMF山田康が後半11分に同点ゴールをゲットしたが一瞬のスキを突かれて後半30分に失点。黒星スタートとなったが優勝候補の一角に挙げられる大宮を相手に内容では優勢だった。シュート数も大宮が8本だったのに対して水戸が14本。チャンスシーンをたくさん作った。一定以上の手ごたえを感じることが出来た試合になったと言える。
3月19日(木)にレギュレーション変更が正式に発表されたが「J2からJ3への降格がなくなった。」というのは水戸にとっては朗報である。昨オフに主力がたくさん流出してメンバーが大きく入れ替わったことを考えると「下位に低迷して残留争いに巻き込まれる可能性」は少なからずあった。「J3に降格することを心配せずに落ち着いてチームを作ることが出来るようになった点」は大きなプラスと考えられる。
もちろん、昨シーズンは惜しいところまで行ったチームなので「J1昇格」が目標になるが2位以内に入るというのはなかなか大変である。FW山口一、MF山田康、MF深堀、MF安東、DF乾貴哉、DF前嶋などレンタル組がたくさんいるが「来シーズンは高確率で抜けるだろう選手」を使うよりも「水戸が保有権を持っている選手」を積極的に起用した方がクラブにとってメリットが大きいのは言うまでもない話である。
他クラブからのレンタル選手をたくさん抱えている水戸のようなJ2のクラブにとっては相当に迷う状況になっているがFW中山仁、MF奥田晃、FW村田航、MF平野佑、GK牲川、DFンドカ・ボニフェイスあたりは水戸が保有権を持っている選手になる。レンタル移籍中のMF山田康、MF深堀、MF安東、FW山谷、DF前嶋などがここまでの試合では存在感を発揮しているが中断期間中に序列が大きく変わる可能性が出てきた。
J2のクラブの中では経営規模が最も小さいクラブの1つなのでこのまま中断期間が続くようだ経営面に大きなマイナスを及ぼす可能性は高いが「数千万円程度の移籍金を獲得できそうな選手を夏の移籍市場で売ってしまう。」というのも1つの方法である。どのクラブも経営的には苦しくなるとは思うが「下部リーグへの降格」がなくなったことで今夏は例年以上に「契約期間を残している選手の移籍」が活発になるだろう。
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