■ 新型コロナの話題今年の1月末あたりから日本列島は新型コロナの話題で持ち切りである。 クルーズ船の「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客が下船できなくなっており、船内の様子を伝えるニュースは頻繁に流れているがついに2月13日(木)に日本国内では初となる新型コロナが原因と思われる死者が出た。「神奈川県に住む80代の女性」と報じられているが、「陽性が判明した東京都内に住む70代のタクシー運転手の義母」という。
「今のところ、この2人に接点があったかなどについては分かっていない。」と報じられているが「80代の女性は1月22日(水)から倦怠感が続いて2月1日(土)に肺炎と診断されて入院。2月6日(木)から呼吸状態が悪化したため転院していた。」という。本当に新型コロナが原因であれば日本国内で大きな話題になる前の段階で感染していたことになるが死者が出たことでさらに新型コロナを警戒する人は多くなるだろう。
正体不明のウイルスが日本国内で大きな関心ごとになるケースは稀にあるが記憶しているのは「SARS」と「新型インフルエンザ」の2例になる。SARSは2002年11月から2003年7月にかけて中国を中心に広まったとされており、新型インフルエンザは2009年春から2010年3月にかけて豚由来のインフルエンザが人に感染して世界的に流行した。「2009年新型インフルエンザ」や「豚インフルエンザ」とも言われている。
■ サンガスタジアム by Kyoceraでの対応は・・・。関西では「京都や奈良で新型コロナに感染した人が出た。」と報じられて話題になった。2月9日(日)に行われる京都 vs C大阪のPSMを観戦予定だったので京都府内の動向を特に注目していたが
・1月30日(木) → 武漢市に渡航歴のある京都市在住の20代の女性が感染したと発表。
・2月5日(水) → 物販店で接客をしていた20代の中国人男性が感染したと発表。
となる。京都は日本屈指の観光都市なので中国人の観光客はたくさんいる。「京都で感染者が出たので本当にPSMは開催されるのか・・・。」と思った時期もあったが普通に開催された。PSMの開催前に京都サンガの公式サイトでは「
2/9(日) 2020Jリーグプレシーズンマッチにおける新型コロナウイルス感染予防対策について」というリリースが流れているが内容は以下のとおり。普通レベルの対応である。
・トイレ及び場内コンコースに消毒液もしくはハンドソープを設置しておりますので、ご利用ください。
・咳やくしゃみをする際はマスクやティッシュ・ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる「咳エチケット」にご協力ください。
・スタジアム内で気分が優れなかったり、体調が悪くなったりした際には、お近くの係員まで、お声がけください。実際の「サンガスタジアム by Kyocera」のコロナ対策の様子は以下のような感じである。 コンコースに机があってあってその上に消毒液のようなものが置いてあって「感染症対策 お願いします。」という張り紙もあるが周囲に人が群がっている感じでは全くなかった。スタジアムに向かう電車の中で周囲を見渡したときも「マスクをしている人よりもマスクをしていない人の方が割合的には高かった。」と言える。
■ 2009年の新型インフルエンザのときは・・・。TVやネットを見て「感染者が出た街は厳戒態勢になっていて過剰なほどの対応がなされている。」と思っていたがそういう感じでは全くなかった。スポーツを含んだイベントが中止や延期になる例もいくつか発生しているがラグビーのトップリーグやバスケットのB.LEAGUEなどは普通に開催されている。ACLも中国での試合こそ延期になったが、日本や韓国などそれ以外の国での試合は予定通りに開催されている。
Jリーグ(J1とJ2)の開幕戦まであとちょうど1週間になったが「このままだとJリーグの試合は予定通りに開催される。」と考えられる。ここ数日で爆発的に死者や感染者が増えない限りはJリーグの延期という事態にはなりそうもない。「Jリーグの試合の開催を延期した方がいいのでは?」という声もほぼ (or 全く)出ていないが、2009年の新型インフルエンザのときは「Jリーグの公式戦の延期や中止の話」が浮上している。
2009年の新型インフルエンザのことを改めて調べてみると
・5月9日に成田空港での検疫でカナダの交流事業から帰国した高校生ら3人において初めて確認された。
・5月16日には国内で初めての感染が確認されて、その後、兵庫県や大阪府の高校生を中心に急速に感染が拡大した。
という。このあたりの時期の取り上げられ方は今の新型コロナとよく似ているが2009年5月23日に長居スタジアムでC大阪 vs 福岡を観戦したときは厳戒態勢だった。観客も少なくていつもの試合とは全く雰囲気が違っていたことを記憶している。(※ 「過去にSARSや新型インフルエンザの騒動を経験しているので今回の新型コロナでパニックになっている人はあまり多くない。」と言えるのかもしれない。)
この試合の記事はリンク先(↓)にある。10年ほど前の試合になるが、今、現在は、スペインのエイバルでプレーしている当時20歳のMF乾が1人で4ゴールを挙げる活躍を見せてホームのC大阪が4対1で大勝している。MF乾とMF香川のコンビが篠田善之監督率いる福岡を粉砕したが記事の冒頭に「新型インフルエンザの影響で試合の延期も考えられた」と書かれているので「開催されるのか?否か?は」微妙だったようだ。
→ 2009/05/24 【C大阪×福岡】 乾貴士と香川真司 二人の未来図 (生観戦記 #5)「初期段階で報道されていたほど新型コロナは広まっておらず、感染者もクルーズ船の乗客を除くと限られる。」というのが実際のところである。「過剰に恐れる必要はない。」というのが今の時点での専門家の意見になるが「Jリーグの試合を観にいった人が新型コロナに感染した。」となると一大事である。Jリーグやサッカー界が批判されることになる。スタジアムに行く予定のある人は万全の準備をしないといけない。
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