■ 今シーズンから10番を背負うことになった。新潟U-18出身のMF本間至の登録身長は161センチから164センチにアップした。2019年と比べると3センチだけ身長が伸びているが依然としてJリーガーの中では屈指の小型プレーヤーである。サイズには恵まれていないがキレ味鋭いドリブルはすでにJ2屈指である。2019年は秋以降に定位置を確保して28試合で3ゴール1アシストという成績だったが10番を託された今シーズンはどんな成績を残せるだろうか。
オフに監督が交代した新潟はバルサ流のパス主体のサッカーを取り入れる可能性が高い。MF本間至のような攻撃的なポジションの選手にとってはさらに持ち味が発揮されやすい環境になるだろう。「2桁ゴール&2桁アシスト」というのは簡単に達成できる数字ではないが19歳のMF本間至は「2桁ゴール&2桁アシスト」を達成しても不思議はないだけのポテンシャルを秘めている。J2のブレイク候補の筆頭に挙げられる。
他にも新潟は若手の有望株をたくさん揃えているが同じように終盤戦になって定位置を確保した高卒2年目のボランチのMF秋山裕もブレイク候補に挙げられる。高卒1年目からJ2で6試合に出場したが精度の高いキックと正確な判断を武器にボール回しの中心になった。降格3年目の新潟は過去2年間は中位以下に沈んでいるがMF本間至やMF秋山裕あたりが期待通りに成長するようだと2017年以来のJ1復帰が見えてくる。
五輪代表候補のGK小島亨もブレイク候補になる。「即戦力ルーキー」という期待を受けて2019年に大分に加入したがJ1での出場機会はなかった。GK高木駿の壁は厚くて高かったが新潟に期限付き移籍して定位置を確保を狙う。現状では「五輪代表の2ndキーパー」になるがGK谷(湘南)もいるので競争は激しい。足元の技術が高いキーパーなのでGK大谷と比べると新しいサッカーへの対応力は高いと思われる。