大宮と並んで優勝候補の一角に挙げられる磐田は移籍市場の序盤戦は苦戦を強いられた。FW川又やGKカミンスキーやFW大久保やMF田口が契約満了。DF大南やMFアダイウトンも流出したのでネームバリューのある選手がたくさん抜けてしまったがFWルキアンやMF藤川虎やMF上原力やMF山本康などの引き止めには成功。その上でDFフアン・フォルリン、MF大森、MFルリーニャ、DF舩木翔などの獲得に成功した。
期限付き移籍だったFW小川航とMF伊藤洋の回収にも成功したので「トータルで考えると十分に満足できる補強が出来た。」と言える。FWルキアンとFW小川航の2トップはJ2屈指である。新加入のMF大森やMFルリーニャなどが絡んでくるようだと攻撃陣は強力になる。GKカミンスキーが抜けた穴は気になるが「J2屈指の戦力になった。」と言える。ベテランが抜けて若手が増えたのでフレッシュなチームになるだろう。
今オフは「J1経験の豊富なチーム」が積極的な補強を行った。福岡・千葉・大宮・京都・磐田などは戦力アップに成功しており、勝ち組にカウントできる。磐田は降格1年目になるが大宮は降格3年目になる。福岡や千葉や京都はすっかりJ2に定住しているが「2020年はJ1昇格のチャンス」と各フロントは判断したのだろう。積極的な動きを見せた。プレーオフからJ1昇格を果たすのは難しいので「2位以内」を目指したい。
手倉森監督になって2年目の長崎も「十分に満足できる補強ができた。」と言える。エースのFW呉屋は退団したがこれは想定の範囲内である。新加入のFW富樫がどこまで穴を埋められるのか?に注目が集まる。新戦力のMFルアンにも注目が集まっている。ブラジルで実績のあるアタッカーである。FWイバルボ、MF大竹洋、FW玉田、MF秋野と技術やアイディアを持った選手が多いので昇格は十分に可能と言える。
■ 入れ替えの激しい徳島と新潟徳島は今オフも選手の入れ替えが激しい。MF野村直、DFヨルディ・バイス、DF内田裕、MF杉本竜、GK梶川などが抜けたので主力の半数ほどが抜けてしまったがMF西谷和、DFドゥシャン、FW垣田、MF浜下、GK上福元などの獲得に成功した。DF内田裕が抜けた穴は気になるがFW垣田を獲得できたのは大きい。軸となる選手が抜けているので不安は大きいが「トータルで考えるとまずまずの補強が出来た。」と言える。
今オフもアタッカー系の選手をたくさん獲得した。MF西谷和、MF杉森、MF榎本、MF浜下、MF梶川を獲得しているが近年の徳島の補強は分かりやすい。過去を振り返ってみると「リカルド・ロドリゲス監督のサッカーに合わずに出場機会に恵まれなかったアタッカー」はMF清原やMF佐々木匠など意外と多い。「合わない選手」が何人か出てくることを見越して今年もたくさんのアタッカー系の選手を集めた。
新潟も選手の入れ替えはまずまず激しかった。FWレオナルド、MF戸嶋、DF大武の3人が抜けたのは痛い。ただ、FWファビオ、FWペドロ・マンジー、MFゴンサロ・ゴンザレス、DFマウロと能力の高い外国人選手の獲得に成功した。若手有望株のMF本間至やMF渡邉新やMF秋山裕などが流出しなかったのは大きい。4人の外国人選手はいずれもJリーグ初挑戦なので計算はしにくいがまずまずの補強が出来た。
日本人選手ではGK小島亨、DF大本、MFロメロ・フランク、DF田上、MF島田譲などを獲得した。町田から加入したMFロメロ・フランクは2017年以来の新潟復帰になるが昨秋に日本国籍を取得している。「外国人枠から外れる。」というのは大きい。MFロメロ・フランク以外の4人はいずれも昨シーズンは出場機会に恵まれなかった選手になるが能力は高い。新しいサッカーが機能したら上位争いに参加するだろう。
■ 大型補強を敢行した町田2018年は4位と躍進しながら2019年は下位に低迷した町田はついに大型補強を敢行した。2018年の秋にサイバーエージェントが経営権を獲得したので昨オフは町田の動きに大きな注目が集まったがおとなしかった。拍子抜けした人は多かったと思うが「環境作り」を優先したのだろう。昨オフの補強は最小限にとどまったが今オフはたくさんの有力選手ならびにビッグネームを獲得。大幅な戦力アップに成功した。
元・セルビア代表のFWステファン・スチェポビッチは大型フォワードである。フォワードの軸になれる選手が必要だった町田にとっては打ってつけの存在である。U-23セルビア代表経験のあるMFアレン・マソビッチも能力は高い。日本人ではMF吉尾、MF高江、DF水本、GK秋元などの獲得に成功。冬の高校選手権でヒーローになったFW晴山岬にかかる期待も大きい。ボランチに不安を抱えているが戦力は整った。
山形は若手中心の補強になった。2019年のチームも若かったが今オフも若手をたくさんかき集めた。石丸監督は攻撃的なサッカーを志向するタイプなので若い選手と新監督のサッカーがマッチすれば上位争いに参加できる確率は高まる。攻撃の中心だったMF坂元が流出してMF柳とFWジェフェルソン・バイアーノはレンタルバックとなったが主力で抜けたのはこの3人のみ。DF熊本などの引き止めに成功したのは大きい。
岡山も攻撃の中心だったMF仲間が流出したがFWイ・ヨンジェの引き止めに成功した。その上でMF上門、DF徳元、MF白井永、MFパウリーニョなど主力候補をたくさん獲得した。選手の入れ替えはそこまで激しくなかったが「クラブ史上最高」とも言える充実した補強が出来た。2位以内に入るためには攻撃陣が少し弱いが戦力アップに成功した。2020年のJ2で「J1初昇格を果たすチーム」が出てくるとした岡山だろう。
→ 2020/02/05 【J2】 今オフの移籍市場の「勝ち組」と「負け組」はどこだろうか? (2019年-2020年オフ) (上)
→ 2020/02/05 【J2】 今オフの移籍市場の「勝ち組」と「負け組」はどこだろうか? (2019年-2020年オフ) (中)
→ 2020/02/05 【J2】 今オフの移籍市場の「勝ち組」と「負け組」はどこだろうか? (2019年-2020年オフ) (下)
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