今オフのJ3の移籍市場の話題を独占しているのは秋田監督を招聘した岩手になる。英会話スクールで有名な「NOVA」が経営権を取得。「J3優勝を狙える戦力にする。」と公言した通りで積極的な動きを見せた。日本人選手もMF後藤京(群馬)やFW岸田(山口)やDF牟田(京都)やDF中村太(大宮)を獲得するなど実力者をたくさん獲得しているが何と言ってもハイスペックな外国人選手を4人も獲得しているのが目立つ。
FWモライスは186センチの大型フォワードになる。高さがあってパワフルなストライカーなのでサイズのあるCBがあまり多くないJ3で猛威を奮う可能性は高い。MFヴァンデルソンはテクニックとスピードのある左利きのアタッカーになる。動画を見る限りではスペシャルな選手である。他のポジションと比べると2列目の層はあまり厚くないがMFヴァンデルソンはJ3でアンストッパブルな存在になる可能性がある。
「MFヴァンデルソン→FWモライスのホットライン」は強烈である。攻撃の中心になりそうな2人が期待通りの活躍を見せるようだと最下位からの上位進出も十分に可能と言える。ボランチのMFモレラトは180センチとサイズに恵まれた選手である。MF後藤京がいて、MF小谷がいて、MF脇本がいて、MF有永もいるので、ボランチの競争はかなり激しいが、MFモレラトが新生・岩手のボランチの中心になる可能性はある。
さらにFWブレンネルも獲得した。こちらも182センチなのでサイズのあるストライカーである。21歳なので経験値は不足していると思うがフォワードとしてのポテンシャルの高い選手である。4人ともJリーグ初挑戦なので日本のサッカーや生活になじめるのか?は分からないが期待の持てる外国人選手を4人も獲得することができた。今シーズンのJ3は大型補強に成功した岩手に大きな注目が集まることになるだろう。
■ FWレオナルドを発掘した鳥取は・・・。2年前にFWレオナルド(浦和)を発掘した鳥取が獲得したFWジョアンデルソンも能力の高いストライカーである。鳥取は昨オフに獲得したFWユリが13試合で2ゴールのみ。FWレオナルドの穴を埋める活躍はできなかったがFWユリも能力は非常に高かった。残念ながらFWユリは怪我の影響で力を出せずに期限付き移籍の期間が満了になったが「どういう風に探しているのか?」と感心するほどルートを持っている。
26試合で11ゴールと覚醒したFW林誠道(→FC今治)が流出したので代わりになれるストライカーの獲得が期待されたがFWジョアンデルソンは強烈な左足をもっているストライカーである。チャンスメーカーになれる選手はたくさんいることを考えると「2桁ゴールは最低限のノルマ」と言える。フォワードの層は薄いのでFWジョアンデルソンがケガ等で離脱するようだと大打撃になるが彼が爆発したら昇格が見えてくる。
SC相模原も今オフは大型補強に成功している。FW三島康、FW才藤、MF清原、DF星広太、DF夛田、DF田村友、GKビクトルなど経験のある選手や実績のある選手をたくさん獲得した。GK田中雄やDF丹羽竜やFW大石治などが抜けたので退団や流出も少なくないが各ポジションに実力者を加えている。MF末吉やMF伊藤大なども抜けたので「メンバーが大幅に変わる点」は不安材料になるが積極的な補強を行った。
気になるのはJ2ライセンスを取得できるのか?否か?になる。三浦文丈監督は新体制の発表会の時に「今年はJ2ライセンスを取得する予定。多機能複合型スタジアム建設の機運も高まっている。」とコメントしており、地元のメディアは「相模原ギオンスタジアムはJ2施設基準を満たしていないが2018年の基準改定で新たに加わった「5年以内のスタジアムの新設」という例外規定の適用が想定される。」と報じている。
■ ナイジェリアからの留学生Jリーグのライセンス制度は分かりにくい部分が多い。「本当にSC相模原は今秋にJ2ライセンスを取得できるのか?」と思うところもあるが監督のコメントを聞く限り、勝算があるのだろう。であれば積極補強を行ったのも納得できるがU-20ブラジル代表でプレーした経験があるFWユーリ・マムチの獲得に成功した。思うようなキャリアにはなっていないと思うがまだ24歳。「なぜ、J3に来るのか?」と思う経歴である。
本名は「Yuri Souza Almeida」になる。「マムチがニックネームなのだろう。」と思っていたがSC相模原の公式サイトには「ニックネーム→ユーリ」と書かれている。この点は引っかかるがマムチ(Mamute)はポルトガル語で「マンモス」を意味する。177センチ/86キロの巨体を生かした突進がマンモスに例えられたのでは?と推測できる。動画を見る限りではパワーはある。テクニックもあるので楽しみな選手である。
他には高知中央高からY.S.C.C.横浜に加入したFWオニエ・オゴチュクウ・プロミスも面白い存在になる。春にはC大阪U-23や山口の練習にも参加したと報じられている。ナイジェリアからの留学生になるが天性のバネを持っており、スピードやパワーはかなりのレベルである。高知中央高にはU-17ナイジェリア代表のMFオタボー・ケネスという選手もいるが「留学生として来日→Jリーグ入り」という例は決して多くない。
Y.S.C.C.横浜は今オフも主力がたくさん抜けている。攻撃の中心だったFW浅川、FW進昂平、MF奥田晃が揃って抜けた一方で実績のある選手の獲得は最小限にとどまった。就任2年目のシュタルフ悠紀リヒャルト監督は若手を躊躇なく抜擢するタイプの指導者なので「いいチームに加入することができた。」と言える。まだ17歳のFWオニエ・オゴチュクウ・プロミスがY.S.C.C.横浜の救世主になるようだと面白い。
→ 2020/01/27 【J1】 プレー動画を見て「良さそうだ。」と思った新外国人選手を何人か挙げてみた。
→ 2020/01/27 【J2】 プレー動画を見て「良さそうだ。」と思った新外国人選手を何人か挙げてみた。
→ 2020/01/27 【J3】 プレー動画を見て「良さそうだ。」と思った新外国人選手を何人か挙げてみた。
★ 現在の投票数 → 76票
→ 最大で20人まで選択して投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
受付期間(J3編) ・・・ 新シーズンの予想の受付を開始しました。
2020年1月7日(火)~2020年2月20日(木)まで
→ J1の開幕戦(2月21日)の前日までです。
→ 不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
→ 順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
→ 同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。
→ 早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
→ 誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
→ たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。
【質問内容】
(項目1) ハンドル名
(項目2) 年代
(項目3) 性別
(項目4) 地域
(項目5) 好きなJリーグのチームはどこですか? (複数選択可)
(項目6) J3の全19クラブの順位を予想をしてください。
(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
(項目8) 好きなクラブ以外で2020年のJ3で注目するクラブとその理由をお書きください。
(項目9) 2020年のJ3で注目する選手とその理由をお書きください。
(項目10) 2020年のJ3でブレイクすると思う若手選手を何人か挙げてください。
(項目11) みんなにお勧めしたいサッカー関係の本や雑誌や漫画があれば教えてください。(省略可)
・投稿用フォーム (J1編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597 ・投稿用フォーム (J2編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=1d0624440ac55df6 ・投稿用フォーム (J3編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=855132f3d67e69b7
関連エントリー
2014/01/20 【J3】 順位予想バトル 2014年版 受付終了 (参加者:63名)
2015/01/23 【J3】 順位予想バトル 2015年版 受付終了 (参加者:62名)
2016/01/15 【J3】 順位予想バトル 2016年版 受付開始 (参加者:75名)
2017/01/09 【J3】 順位予想バトル 2017年版 受付終了 (参加者:88名)
2018/01/11 【J3】 順位予想バトル 2018年版 受付終了 (参加者:74名)
2019/01/12 【J3】 順位予想バトル 2019年版 受付終了 (参加者:56名)
2020/01/07 【J1】 順位予想バトル 2020年版 受付開始 (現在の参加者:150名)
2020/01/08 【J2】 順位予想バトル 2020年版 受付開始 (現在の参加者:84名)
2020/01/18 【J3】 順位予想バトル 2020年版 受付開始 (現在の参加者:14名)
- 関連記事
-