昨秋に行われたU-17W杯の本大会では4試合に出場して2ゴール2アシストと活躍。日本のベスト16入りに大きく貢献したMF西川潤(桐光学園高)はC大阪に入団することが決まった。冬の高校選手権には出場できなかったが「日本サッカー界の期待の星の1人」であり、注目度は高い。右SHのMF水沼が古巣である横浜FMに復帰したのでC大阪は右SHが空いている状態である。1年目からMF西川潤にもチャンスがある。
バルセロナなどが興味を示しており、早い時期の海外移籍も噂されるが、「まずはC大阪で結果を残すこと」を最優先に考えるべきである。2月21日が18歳の誕生日なので18歳を迎えると「本格的に獲得に乗り出すクラブ」がたくさん出てくると思うが本人も「C大阪で定位置を確保すること」を目標に掲げており、浮ついた様子は感じられない。開幕スタメンの可能性もあるが東京五輪の可能性もゼロではないだろう。
同じくU-17W杯の本大会で2ゴールを記録。オランダ戦で2ゴールを挙げるなど鮮烈な印象を残したFW若月(桐生第一高)も冬の高校選手権には出場できなかった。不本意な形で高校サッカー生活を終えたが対照的に「湘南との契約を交わした上で海外移籍の交渉を行っている。」と報じられた。1年前の2019年3月9日に湘南入りが発表されているが湘南ではプレーせずに、直接、欧州に渡る可能性が高まっている。
「チームのトレーニングには合流しない。」、「新体制発表会見に出席しない。」、「新ユニフォームのネーム&ナンバーも若月の分は販売しない。」とアナウンスされている。「湘南と契約を結んだ後、期限付き移籍になるのか?」、「湘南と契約を結んだ後、欧州のクラブに完全移籍するのか?」は分からないがレアなパターンでの欧州移籍になりそうな流れになっている。こちらは1月18日が18歳の誕生日だった。
■ 一旦、決めたことをすぐに覆すのは・・・。U-17W杯の本大会で世界中のスカウトの注目を集めた2トップが全く別の方法で次のステージに向かおうとしているが個人的な意見を述べると「一度は湘南で入団すると決めた以上は直で欧州に渡るという選択はせずにまずは湘南でプレーするべきなのでは?」と思う。この1年で評価が劇的に高まったのは間違いないが「湘南で活躍すること」を期待していた湘南のサポーターはたくさんいる。期待を裏切る形になる。
FW若月のケース以外にも、今オフは、一旦、決まったことが覆った移籍話がいくつかある。「MF田中達(新潟)の契約満了→再契約のニュース」はどちらにとっても良かったと思うが「一旦は大宮への残留が決定しながら年が明けてから清水への完全移籍が決まったDF奥井の例」と「一旦は鳥栖から名古屋へのレンタルバックが発表されながら清水への完全移籍が決まったDF金井の例」はもやっとする移籍話になる。
1件の移籍確定によってJリーグ全体やクラブ全体の置かれた状況が大きく変わることもあるのがJリーグの移籍市場の面白いところであり、難しいところになるが、DF奥井とDF金井の移籍については先のFW若月のケースと全く同じ意見になる。「一旦は2020年も大宮でプレーすること、あるいは、名古屋に戻ってプレーすること」を決めたのであればそれからわずか数日後に態度を変えるのはいかがなものか?と思う。
「DF奥井の残留決定のニュースに喜んだ大宮のサポーター」や「新シーズンのDF奥井に期待を寄せていた大宮のサポーター」や「DF金井のレンタルバックを歓迎した名古屋のサポーター」や「DF金井のレギュラー獲得に期待を寄せた名古屋のサポーター」はたくさんいると思うが同様にそういう人たちの期待を裏切る形になる。「覚悟を決めて決断した以上、わずか数日で簡単に覆してほしくない。」と個人的には思う。
■ 清水にとっては余計な出費か!?FW若月の件、DF奥井の件、DF金井の件はこれまでのJリーグや日本サッカー界にはあまりなかったパターンの移籍話なのでモヤっとするところはあるが、それほどFW若月はU-17W杯の本大会などで自信をつかんだのだろう。そして、世界中のスカウトの心を動かすプレーを見せたのだろう。また、そういう状況でありながらDF奥井やDF金井の獲得に乗り出さないといけないほど清水は切羽詰まった状況なのだろう。
右SBの控えだったDF飯田貴(清水→京都)が移籍を決断したのは清水にとって想定外の出来事だったと思うがここに来てDF松原后のシントトロイデンへの移籍の可能性も高まっている。DF奥井は右SBの専門家なので「DFエウシーニョの控え」という立ち位置で、ユーティリティーなDF金井は「DF松原后が抜けるだろう左SBのレギュラー候補の筆頭」という立ち位置になると思うが、後手後手に回った感は否めない。
DF奥井もDF金井もいい選手ではあるが「出来ればフリー移籍で獲得したいクラスの選手」である。(※ DF奥井は控えに回る可能性が高いのでなおさら。)DF金井に関しては移籍金が発生しているのは間違いなさそう。DF奥井に関しても移籍金が発生している可能性は高いが普通のパターンの強奪ではなくて「契約更新やレンタルバックが決まった後の強奪」なので市場価格以上のお金がかかっている可能性もある。
FWドウグラスを神戸に売った時に結構な額の移籍金を得ていると思うので「財政的な余裕はある状態」だと思うが無限にお金があるわけではないことを考えると「もっとうまく立ち回ることが出来たら清水は余計なお金(数千万円?)を払わなくて済んだのでは?」とは誰しもが感じているだろう。また、契約更新後の強奪というのはかなりイレギュラーである。清水の補強のやり方に不信感を覚えるクラブもあるだろう。
対して大宮も名古屋はSBやWBの層が厚くてDF奥井やDF金井はどちらも「各々のポジションで3番手くらいの立ち位置」だったことを考えると大宮や名古屋にとってはそこまでの痛手ではない。そして、移籍金を獲得できているのであればかなり美味しい。金銭交渉で大宮や名古屋が妥協する理由は一切ないので「満額の移籍金」を勝ち取っている可能性もある。大宮や名古屋はさらなる補強に動くかもしれない。
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→ 2019/09/01 【2024年】 パリ五輪代表での活躍が期待される日本人の若手プレーヤー (11位~20位)
→ 2019/09/01 【2024年】 パリ五輪代表での活躍が期待される日本人の若手プレーヤー (01位~10位)
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