ガンバ大阪→ 残留争いに巻き込まれながら最後は3連勝。7位まで順位を上げてシーズンを締めくくった。最終的にはまずまずの順位に収まったが不本意なシーズンになったのは間違いない。宮本監督の続投は濃厚。来シーズンこそ、タイトル奪取が期待されるが、MFマルケル・スサエタは契約満了。DF三浦弦やMF小野瀬など中堅世代の主力には流出の噂が流れており、大ベテランのMF遠藤もまだ去就ははっきりしない。
慌ただしいオフになっているがDF三浦弦とMF小野瀬が抜けると大きなマイナスになる。DF三浦弦は守備の要であり、MF小野瀬の打開力や献身性はチームの武器になっている。是が非でも引き止めたいがMF小野瀬に対してはFC東京と横浜FMが獲得に乗り出しており、現時点では移籍の可能性の方が高いと考えられる。MFマルケル・スサエタとMF小野瀬が揃って抜けるようだと右サイドは一気に手薄になる。
その一方でGK一森(岡山)の加入が決定した。C大阪U-18出身でMF扇原と同期になる。C大阪の下部組織で育った選手がG大阪に移籍するというのはかなり珍しい。GK東口がいるので正キーパーとしてプレーすることは考えにくいが2ndキーパーとしては十分な力を持っている。安心して起用できる2ndキーパー候補の獲得に成功したことで五輪代表にも選出されている19歳のGK谷を期限付き移籍で修行に出しやすくなった。
他にはMF仲間(岡山)とDF奈良(川崎F)も獲得候補に挙がっているがMF仲間は柏入りが濃厚。DF奈良に対しては鹿島が獲得に乗り出しており、現時点では鹿島の方が有利と考えられる。また、韓国代表のMF朱世鐘(FCソウル)の獲得にも乗り出していると報じられているが右足のキックの精度が高いボランチである。獲得できたらアンカーの位置でプレーする可能性が高い。中盤のクオリティはアップするだろう。