■ 18位と低迷しているアビスパ福岡井原正巳監督が勇退してイタリア人のペッキア監督を招聘した福岡だったが開幕から低迷した。低迷の理由はいくつもあるが
・オフの補強が上手くいかなかったこと。
・ペッキア監督ならびに久藤監督の指導力不足。
・少数精鋭の道を選択して使える選手が限られたこと。
・夏に獲得したFWペドロ・ジュニオールが登録上の問題でプレーできなかったこと。
・ラグビーのW杯の影響でレベルファイブスタジアムが年間9試合も使えなかったこと。
あたりになる。16節を終えた時点でペッキア監督は家庭の事情で退任となった。この時点での成績は16試合で4勝8敗4分だった。後任監督として久藤監督がバトンを受け取ることになったが監督交代後は21試合で7勝14敗4分けになる。1試合平均の勝ち点はどちらも全く同じで「1.00」になる。シーズン途中で監督交代を実施したときは成績が向上するケースが多いが「全く同じ勝ち点ペース」というのはかなり珍しい。
クラブOBである久藤監督は6月3日(日)に監督に就任したが今シーズン限りで監督の座を退くことになった。結果を残せなかっただけでなく内容的にも芳しくなったので「退任となるのは当然」と言える。福岡は11月24日(日)に行われるJ2の最終節で残留がかかった鹿児島とホームで対戦することになるがホーム最終戦のセレモニーは荒れるだろう。鹿児島に敗れるようだと鹿児島に抜かれてクラブ史上最低成績になる。