ベガルタ仙台→ 仙台は30節を終えた時点で10勝15敗5分けで勝ち点「35」。12位に位置する。開幕から5試合勝ちなし。5節を終えた時点で早くも渡邉晋監督の去就がメディアを騒がせたが6節鳥栖戦(H)で初勝利を挙げるとその後はホーム戦では着実に勝ち点を積み上げていった。ホームでは7勝4敗4分け。大声援をバックに結果を残しているがアウェイでは3勝11敗1分け。アウェイで得た勝ち点は18クラブの中でワーストになる。
今年も残留争いに巻き込まれているが16位の湘南との差は「4」、17位の松本山雅との差は「5」となる。連敗が続く湘南が一気に勝ち点を積み上げるようだと苦しくなるがその可能性はあまり高くない。得失点差「-8」というのは湘南や松本山雅と比べるとはるかに優れていることを考えると「今シーズンもJ1残留は何とか達成できなそうな状況になっている。」と言える。残り試合で1勝でも出来れば大丈夫だろう。
2010年にJ1に再昇格してから一度もJ2に降格することなくJ1で戦い続けることが出来ているのは高評価に値する。「J1残留」に成功した場合は『10年連続のJ1残留』になる。クラブ規模がJ1の中では最小レベルであることを考えると見事と言えるが2013年から6年連続で2桁順位に終わっている。9位のG大阪との差は「3」なので1桁順位の可能性はあるが2位になった2012年を最後に上位争いには絡めていない。
まず注目されるのは渡邉晋監督の去就になる。先のとおり、今シーズンは開幕から出遅れて春先に去就が注目された。クラブ規模を考えると「ずっとJ1残留を果たせていること」は正当に評価されるべきであるが、やはり、就任してからの成績は14位→14位→12位→12位→11位→12位(暫定)なので「素晴らしい成績を残している。」とは言えない。そろそろ監督を代えた方が良いのでは?という声も少なくない。