■ 開幕前は最下位候補の筆頭だったが・・・。昨オフにMF後藤京(甲府→群馬)、MF三沢(鳥取)、FW辻(群馬)、GK浅沼(SC相模原)が抜けたY.S.C.C.横浜の開幕前の時点での評価は非常に低かった。リンク先の記事にある通り、多くの人がY.S.C.C.横浜を最下位候補に挙げている。27節を終えた時点では8勝15敗3分けで勝ち点「27」。16位なので18チームの中で下から3番目。なかなか結果を出せないもどかしいシーズンになっているがポジティブな要素は多い。
→ 2019/01/12 【J3】 順位予想バトル 2019年版 受付終了 (参加者→56名)樋口監督が退任して今シーズンからドイツ出身のシュタルフ悠紀リヒャルト監督がチームを率いているが攻撃的なサッカーを展開している。27試合で52失点なので失点の数は多いが27試合で40得点というのは上位争いをする北九州や藤枝MYFCや熊本や富山や鳥取などとほとんど変わらない数字になる。攻撃の中心だったFW辻、MF三沢、MF後藤京の3人が抜けた影響をあまり感じさせない攻撃が出来ている。
Jリーグで実績のある選手がたくさん抜けたことで若手から中堅世代の選手がたくさんの出場機会を獲得してブレイクを果たした。大卒4年目のMF宮尾はCBとボランチの両方で起用されており、ここまで23試合に出場している。2018年は出場機会なし。過去3年間の通算成績は36試合で1ゴールのみ。目立つ存在では全くなかったが精度の高い右足のキックとクレバーさを駆使して新生・Y.S.C.C.横浜の中心になっている。
大卒2年目のMF佐藤祐もプロ1年目の2018年は出場機会がなかったが今シーズンはJ3で17試合に出場するなど準・主力として活躍している。キーパーはなかなか固定することが出来なかった。シーズン当初はGK古島やGK趙天賜が起用されたが大卒4年目のGK佐川がポジションを確保。J3で13試合に出場している。GK佐川も過去3年間は全く出場機会がなかった選手なので彼もブレイクのシーズンになっている。