V・ファーレン長崎→ 2017年のJ2で2位になって初のJ1昇格を果たした長崎だったが翌2018年のJ1は8勝20敗6分けで勝ち点「30」。「ほとんど勝てないのでは?」という声が多い中、一定の存在感を発揮したが18位に終わってJ2降格となった。2013年~2018年まで6年間に渡って監督を務めた高木琢也監督が勇退してリオ五輪代表の手倉森監督の招聘に成功。新しいスタートを切ったが16勝16敗5分けで11位という成績になる。
残り5試合になったが6位の水戸ならびに7位の徳島との差は「8」。水戸・徳島と長崎の間にはたくさんチームがあることも加味すると「1年でのJ1復帰は絶望的」と言える。13節から4連勝を達成するなど波に乗り切りかけた時期もあったがシーズンを通して安定した戦いは出来なかった。手倉森監督を招聘して開幕前は上位候補に挙げられたが不満足なシーズンになっている。2020年もJ2で戦うのは間違いない。
三顧の礼を尽くして招聘した監督なので、当然、手倉森監督は続投になると思うが、来シーズンは結果を残さないといけないシーズンになる。2度目のJ1昇格が最大の目標になるが注目されるのは期限付き移籍中の選手の動向になる。FW呉屋、FWイバルボ、FWイ・ジョンホ、MFカイオ・セザール、MF秋野、DFイ・サンミンなどが期限付き移籍になるが、やはり、最大の注目はエースに成長したFW呉屋の動向になる。
途中加入ながらJ2で32試合に出場して21ゴールを記録するなど文句なしの活躍を見せている。驚異的な得点力を発揮してJ2の得点王争いに絡んでいるエースの引き止めに成功するのか?が注目点になるが見通しは明るくない。やはり、これだけの結果を残した選手をJ2のクラブが引き止めるのは難しい。フォワードの層が厚いG大阪に戻る可能性は高くないと思うがFW呉屋に興味を示すクラブはたくさんあるだろう。