徳島ヴォルティス→ リカルド・ロドリゲス監督になって3年目となる徳島は集大成のシーズンだったが途中までは勝ったり負けたりを繰り返して10位前後をウロウロする時期が続いた。27節を終えた時点では10勝10敗7分けで勝ち点「37」。12位とイーブンの成績だったが28節以降の10試合は7勝3分けと負けなし。快進撃を見せて37節を終えた時点では17勝10敗10分けで勝ち点「61」。直近の10試合で勝ち点「24」を獲得している。
順位は7位まで浮上して来た。6位の水戸とは全く同じ勝ち点になる。2位の山形との差は「3」のみ。プレーオフ出場どころか、自動昇格の可能性も出て来た。次の38節は水戸戦(H)になる。大一番になるが直接対決で水戸に勝利すれば今シーズン初めて6位以内に浮上することになる。得失点差が大きく離れているので次節の結果で2位の山形や3位の横浜FCを不可能に近いが4位まで浮上する可能性がある。
2014年以来となるJ1復帰に向けていい流れになってきたが並行してオフの補強の動きを進めないといけない。まず注目されるのはリカルド・ロドリゲス監督の去就になる。2017年は7位、2018年は11位。どちらも終盤戦に失速して最終的にはプレーオフ出場も逃している。攻撃的で魅力的なサッカーを展開しているが過去2年間は結果を残しているとは言えない。今シーズンは結果が求められるシーズンである。
仮に今シーズンもプレーオフ出場を逃すようだと監督交代の話は出てくるだろう。やはり、出来る限り、今の体制を維持したいのでそのためにも少なくともプレーオフ出場を果たして「今のやり方が間違っていないこと」を証明しないといけない。残り5試合にすべてがかかっているが評価の高い監督なので「他クラブに引き抜かれる。」という心配もある。リカルド・ロドリゲス監督の去就は最大の注目点になる。