1人目 : GK カミンスキー (ジュビロ磐田)→ 26節を終えた時点で16位の鳥栖との差が「9」と大きく広がっている磐田は「2度目のJ2降格」を回避するのは難しくなっている。となると主力の動向が注目されるが一番人気はGKカミンスキーだろう。今シーズンは孤軍奮闘する試合が目立っているがJ1トップクラスのキーパーである。28才という若さも魅力となる。キーパーを必要としているクラブは意外と多いので大争奪戦が勃発しても全く不思議はない。
2人目 : GK 小島亨介 (大分トリニータ)→ 1997年の早生まれということもあってU-20日本代表や五輪代表では1番手のキーパーとして活躍してきた。鳴り物入りで大分に加入したがGK高木駿がいいプレーを続けているのでなかなか出場機会が回ってこない。1年目からバリバリ活躍するつもりだったと思うのでやや不本意なルーキーイヤーになっており、経験を積ませるためにJ2のクラブに修行に出すことは十分に考えられる。左足のキックの精度は高い。
3人目 : GK セランテス (アビスパ福岡)→ チームは低迷。18位と残留争いに巻き込まれているがスペイン出身のGKセランテスは右肩上がりのシーズンになっている。監督交代後もなかなか勝利を掴むことが出来ずに苦労しているがGKセランテスの神がかり的なスーパーセーブには何度も助けられている。文句なしでJ2の中ではトップクラスのキーパーである。「安定感と爆発力を兼ね備えた優良助っ人」に興味を示すJ1のクラブは少なくないだろう。
4人目 : GK 白井裕人 (ツエーゲン金沢)→ 金沢に加入して3年目になるが押しも押されぬ主力に定着。あまたのビッグセーブでチームを救っており、「J2では有数のキーパー」と評価される選手になった。184センチなのでサイズのあるキーパーではないが反射神経が鋭くてキックの精度も安定している。J3のFC琉球で活躍していたGK朴一圭がJ1の横浜FMで定位置を確保した例もある。そのことを考えるとGK白井の獲得にJ1のクラブが動くことは考えられる。
5人目 : GK 若原智哉 (京都サンガ)→ 2018年は高卒1年目ながらJ2で12試合に出場する活躍を見せたが今シーズンはここまでJ2で1試合の出場にとどまっている。「GK加藤とGK清水圭に次ぐ第3キーパー」という立ち位置になっているが5月に行われたU-20W杯の本大会では正キーパーとして活躍。ベスト16進出に大きく貢献した。将来を嘱望されるキーパーなので、今オフ、経験を積ませるためにJ2のクラブに修行に出すことは十分に考えられる。
6人目 : GK ユ・ヒョン (栃木SC)→ 「元・韓国代表のキーパー」という触れ込みで栃木SCに加入したが代表に招集されたのは2008年の話である。GKチョン・ソンリョン(川崎F)やGKクォン・スンテ(鹿島)などバリバリのキーパーと比べると実績等では大きく見劣りしたが栃木SCの救世主になった。35才なのでベテランと言えるが好セーブを連発している。「J2屈指のキーパー」と評価されているので栃木SCがJ3に落ちた場合は移籍を決断するだろう。
7人目 : GK 櫛引政敏 (モンテディオ山形)→ 33節を終えた時点で2位と自動昇格圏に位置する山形は33試合で27失点。堅守が光っている。ハリルJAPANのときに日本代表のキーパー合宿に招集された経験のあるGK櫛引は移籍先の鹿島や岡山では目立った活躍は出来なかったが山形で復活。「J2屈指のキーパー」と評価される選手になった。昨今は外国人キーパーが増えているが外国人枠を使わずに済むので日本人の優秀なキーパーの価値はやはり高い。
8人目 : GK 守田達弥 (松本山雅)→ 2018年はJ2で年間MVP級の活躍を見せた。新潟時代の2017年以来のJ1でのプレーとなったが安定したプレーを続けている。チームは17位と降格圏に位置するが26試合で31失点というのは称賛に値する数字である。191センチとサイズに恵まれており、29才というのはキーパーとしては最盛期になる。J1のクラブでレギュラーを張っている日本人キーパーは少ないので代表入りも狙える立ち位置になっている。
9人目 : GK 吉田舜 (ザスパクサツ群馬)→ 法政大出身でプロ1年目となるがここまで全試合でスタメンフル出場を続けている。J3で首位を走る群馬の新しい守護神として目立った活躍を見せており、J3でベストイレブン級の働きを見せている。群馬は2017年以来のJ2復帰が見えてきたが正確なフィードと安定感が武器となるGK吉田の評価も上がってきており、群馬の最終成績に関わらず、引き抜きを画策するJ2のクラブが出てくる可能性は高い。
10人目 : GK ク・ソンユン (コンサドーレ札幌)→ 195センチの大型キーパーは先日の親善試合のときに韓国代表デビューを果たした。韓国はたくさんの優秀なキーパーを揃えているが「潜在能力を考えるとこれまで韓国代表でプレーしていなかったのが不思議」と思えるほど大きな可能性を秘めたキーパーである。J1でもトップクラスのキーパーに育ったが25才という若さも踏まえると「欧州移籍」というのもあり得る。正確なフィードも武器になりつつある。
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