アルビレックス新潟→ J2に降格して2年目となる新潟は32節を終えた時点で11勝12敗9分けで勝ち点「42」。13位と苦しんでいる。昨シーズンは16位だったので「去年よりはマシ」と言えるが2位の山形との差は「15」、6位の大宮との差は「12」。山形や大宮と新潟の間にはたくさんのチームがあること、ならびに、残りは10試合であることを考えると自動昇格やプレーオフ出場は難しい。来年もJ2が主戦場になる可能性が高い。
9節を終えた時点で片渕監督を諦めてアルビレックス新潟Sで実績を積んだ吉永監督に託した。新社長の是永社長の意向が強く働いた監督人事だったと思われるが片渕監督が解任された時点での成績は9試合で3勝3敗3分け。9位だった。監督交代後は23試合で8勝9敗6分けで勝ち点「30」。1試合平均の勝ち点ペースは監督交代前は1.33、監督交代後は1.30。勝ち点ペースに大きな差はないが順位は3つ落としている。
「3勝3敗3分けで9位」という決して悪くない成績ならびに順位だった時点で監督交代に踏み切ったので後任監督である吉永監督のハードルは非常に高かったが「監督交代が成功したとは言い難い。」と言える。プレーオフ出場の可能性がある限り、全力でリーグ戦を戦わないといけないが、奇跡が起こらない限り、J1昇格は難しくなっていることを考えるとそろそろ来シーズンのことも考えないといけない状況になっている。