■ 史上最多の19人が海外組いよいよ2022年のカタールW杯のアジア2次予選がスタートした。7大会連続のW杯出場を目指す日本代表の初戦はアウェイのミャンマー戦になる。日本以外のF組のチームはすでに1試合を終えているがミャンマーは初戦はアウェイでモンゴルと対戦して0対1で敗れている。黒星スタートになったがホーム戦とはいっても日本との試合は人数をかけて引いて守ってくるのは確実である。守備的な戦いを選択するだろう。
「早い段階で先制ゴールを奪えるのか?」がキーポイントになるが親善試合のパラグアイ戦では攻撃陣は連動した攻撃からたくさんのチャンスを作った。FW大迫とMF南野がゴールを決めて2対0で勝利。守備の堅さには定評のあるパラグアイを相手にいい戦いを見せたが今回の代表の大きな特徴と言えるのは「海外組の多さ」である。23人のメンバーのうち、海外でプレーする選手は19名。Jリーガーは4名のみとなる。
「19人も海外組が招集された。」というのは史上最多と言われている。今回選出されなかった海外組というとMF香川(Rソシエダ)、MF乾(エイバル)、MF鎌田(フランクフルト)、FW浅野拓(ベオグラード)、FW北川航(ウィーン)、FW前田大(CSマリティモ)、MF三好(アントワープ)、MF久保裕(ヘント)、MF森岡(シャルルロワ)、MF食野亮(ハート・オブ・ミドロシアン)など。やはり、攻撃的なポジションの選手が多くなる。
守備的なポジションではDF昌子(トゥールーズ)、DF菅原(AZアルクマール)、DF小池龍(ロケレン)、MF中山雄(ズヴォレ)などがいる。今回、選出されたJリーガーはMF橋本拳(FC東京)、DF畠中(横浜FM)、FW鈴木武蔵(札幌)、FW永井謙(FC東京)の4人だったが、いずれの選手も代表の中で確固たる地位を築いているわけではない。GK権田とGKシュミット・ダニエルの海外移籍によって「オール海外組」も可能になった。